「サポーターにも謝罪する」 アーセナル監督、クリスタル・パレス戦完敗を悔恨「全体的に受け入れられない」
冨安は10試合連続で欠場
日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは、現地時間4月4日にプレミアリーグ31節でクリスタル・パレスと対戦し、0-3で敗れた。トップ4入りに向けて痛恨の黒星となり、ミケル・アルテタ監督は試合後にファンに謝罪した。ふくらはぎの負傷で離脱している冨安は10試合連続で欠場となった。
同じロンドンを本拠地とするトッテナムやウェストハム、そしてマンチェスター・ユナイテッドらと歯列なトップ4争いの渦中にいるアーセナル。敵地に乗り込んでのクリスタル・パレス戦は序盤から相手に押し込まれる展開となった。前半16分にセットプレーからFWジャン=フィリップ・マテタにヘディングで押し込まれて失点。その8分後にはロングパス一本でMFジョルダン・アイェウに抜け出され、追加点を許した。
アーセナルが後半に入っても得点が奪えない一方で、クリスタル・パレスは後半29分にMFウィルフレッド・ザハがPKを決めてダメ押し点をゲット。そのまま3-0で試合終了のホイッスルを迎えた。これで今シーズン9敗目。今季クリスタル・パレスには1分1敗と負け越しとなった。
チームを率いるアルテタ監督は試合後、全体的に受け入れ難い内容だったとし、ファンに向けて謝罪した。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が指揮官のコメントを報じている。
「特に前半は良くなかった。すべてのボールに遅れを取り、デュエルは軟弱で、プレーする権利を得ることができなかった。それが少しできたとしてもボールの扱いがずさんだった。支配的なプレー、試合をコントロールするようなプレーはなかった。(前半に)お粗末な形で2つのゴールを与えてしまった。
全体的に受け入れられない。真っ先に手を挙げて、謝罪するしかない。明日からはまたブライトン戦に備える日になる。サポーターにも謝罪する。今日の我々には状況を支配するだけの冷静さがまるでなかった。それが最も腹立たしいことだ」
アーセナルはこれで29試合を終えて、勝ち点54で5位となった。消化試合が1つ多いものの、前日の試合で勝利したトッテナムが同勝点で4位。同51で6位にウェストハム(31試合)、7位にマンチェスター・ユナイテッド(30試合)と熾烈な争いは今後も続く。アルテタ監督は「我々はチャレンジしなければならない。チャンスは我々の手の中にある」とトップ4フィニッシュに向けて、気持ちを引き締めていた。