「緊張関係を作り出そうとしている」 PSGサポーターのメッシへのブーイングに盟友が苦言
CL敗退後のボルドー戦ではスタンドからブーイングが鳴り響く
フランス1部モナコの元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが、盟友リオネル・メッシへのブーイングを飛ばしたパリ・サンジェルマン(PSG)のサポーターに苦言を呈している。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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メッシは昨夏にバルセロナを電撃退団。活躍の場をPSGに求めた。プロデビュー以降、FCバルセロナ一筋を貫いていたメッシにとっては34歳で初めての海外移籍となった。
そして、新天地でのここまでの成績は公式戦26試合で7得点11アシスト。バルセロナ時代と比べれば、特に得点数は大きく減っているため、メッシに対する批判の声も少なからず挙がっている。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16でレアル・マドリードに敗れた直後に行われた本拠地でのリーグ・アン第28節ボルドー戦(3-0)ではスタンドのサポーターからメッシやブラジルFWネイマールに向けてブーイングが鳴り響いた。
こうした扱いを疑問視しているのが、バルセロナの下部組織時代からメッシとともにプレーしてきたセスクだ。「PSGで(メッシに)何が起きているのか知っているよ。ファンが選手との間に緊張関係を作り出そうとしている」とPSGサポーターの振る舞いを非難している。
「試合中、彼らは選手をサポートし、選手の名前を歌ってくれる。これは素晴らしいことだ。だが、先日見た試合ではネイマールがボールを失うたびに罵倒するような野次が飛び、ボールを触るたびに口笛が吹かれた。これは本当に見苦しいよ」
セスクは加入1年目のメッシはチームに栄光をもたらすことを信じており、「(メッシは)まだここへ来たばかりだ。PSGには彼ほどの選手はいなかった。そのことに感謝し、彼を潰すのではなく、サポートするべきだ。今年か来年には素晴らしい瞬間をもたらしてくれるはずだ」と、ファンには少しの辛抱とサポートを要求していた。