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ドルト戦惨敗でモウリーニョの焦り クラブ幹部にポグバの史上最高額の142億円移籍の早期決着を要求!
伊紙報じる 「最終的に彼が来るか分からない」と煙幕も本心は…
国際親善試合インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)初戦でボルシア・ドルトムントに1-4の完敗を喫したマンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ新監督は危機感からユベントスのフランス代表MFポール・ポグバの獲得交渉完了を急ぐようにクラブに要望を出している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
「今日の試合はまるでF1がF3と対戦しているようだった」とドルトムント戦後に語った指揮官は移籍史上最高額の移籍金の1億2000万ユーロ(142億円)で合意に至ったとレポートされているポグバの移籍問題についてこう語った。
「誰もがポグバについて話すが、最終的に彼が来るかは分からない。売るか売らないかわからないクラブの手中にいるわけにはいかない」と泰然自若といったコメントを残している。
だが、心の中は違っていた。ドルトムントに圧倒されたクラブに対して早く戦力として計算できるように、契約交渉の完了を急ぐようにクラブに希望しているという。すでにユナイテッドと選手サイドは年俸1300万ユーロ(約15億円)の5年契約で合意しているとされているが、クラブ間交渉は1億ユーロ(約117億円)を超えたところで金額交渉が続いているとされている。
過去2年間で500億円の移籍金をつぎ込んだユナイテッドは移籍市場に景気良く補強予算をばらまいている感があるが、フットボール史上最高額の記録更新が確実なだけに慎重になっているのだろうか。世界の金づる状態となっている赤い悪魔の新指揮官の本音は強化責任者のエド・ウッドワード副会長に早く資金を投下して決着をつけろということなのかもしれない。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images