元ブラジル代表FWアドリアーノ、母国で凋落した“現在”が世界中で反響

“皇帝”の愛称で知られた元ブラジル代表FWアドリアーノが、スラム街（ファベーラ）で泥酔した凋落ぶりに衝撃が走っている。その様子が収められた動画が世界で反響を呼び、海外メディアは「天才肌の彼からは全く想像もつかない酩酊状態」と驚きを持って報じた。

　母国のフラメンゴでプロデビューを飾ったアドリアーノは、セリエAの名門インテルなどで活躍。ブラジル代表としても通算48試合で26得点をマークするなどインパクトを放ち、左足から放たれる弾丸シュートを代名詞に、世界屈指のストライカーとしてその名を轟かせた。

　一方で素行不良が度々問題視され、現役選手としてのキャリアは次第に暗転。所属クラブを転々とした後、16年にはリオデジャネイロで最も危険とされるスラム街で生活している様子がスクープされて話題となったなかで、SNS上で拡散された最新映像では、スラム街でバイクに乗り、ビールを飲みながら泥酔している凋落ぶりが露わになった。

　上半身裸でビール瓶を豪快に飲み干すその姿は、欧州トップリーグで活躍したかつての姿とは一変。お腹はふっくらと膨らんでおり、スキンヘッドとなったその風貌を相まって悪童感が醸し出されている有様だ。

その様子に海外メディアが続々と反応し、ルーマニアのTV局「digisport」は「アドリアーノ、ブラジルの貧民街で、スクーターで飲酒しているところをキャッチ!?　元ストライカーが悲惨な姿に」との見出しで注目。「天才肌の彼からは全く想像もつかない酩酊状態であった」と綴っており、衝撃的なアドリアーノの“現在”は世界中で反響を呼んでいた。