セルティック古橋亨梧の“唯一無二”な能力とは? クラブOBが絶賛「彼のような選手はいない」

セルティックでプレーするFW古橋享梧【写真:Getty Images】
セルティックでプレーするFW古橋享梧【写真:Getty Images】

セルティックOBのサットン氏、前半戦で16得点5アシストと活躍の古橋に言及

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は負傷で約2か月半もの間ピッチから遠ざかっているが、前半戦は公式戦26試合で16得点5アシストの活躍でチームを牽引していた。クラブOBのクリス・サットン氏は、古橋がチーム内で際立った存在だと絶賛している。英紙「デイリー・レコード」が報じた。

 古橋は昨夏の移籍市場でJ1ヴィッセル神戸からセルティックに移籍。初の海外挑戦となったが、すぐにチームに順応し、得点を量産。昨年12月のリーグカップ決勝、ハイバーニアン戦(2-1)では2得点を決めてヒーローにもなった。

 しかし、その後はハムストリングの負傷で戦線離脱し、最後にピッチに立ったのは昨年12月26日のリーグ戦第20節セント・ジョンストン戦(3-1)と、約2か月半も欠場が続いている。

 チーム最大の得点源を欠くセルティックだが、30試合を消化したリーグ戦ではライバルの2位レンジャーズに勝ち点3差をつけて首位を走っている。リーグカップに続き、FAカップでも準々決勝に駒を進めており、国内3冠も視野に入れている。

 そうしたなかで、セルティックOBのサットン氏は「デイリー・レコード」のコラムの中で今シーズン序盤戦の古橋のプレーを振り返り、「古橋は短期間のうちに並外れたパフォーマンスで評価を高めていた。彼はオーラを放っていた」とチーム内で多大な存在感を示していたと絶賛した。

 個の活躍はもちろんだが、「それ以上に明らかだったのは、(古橋の)他の選手のパフォーマンスを引き出す能力だ。動き、タッチ、リンクプレーでほかの選手がプレーするためのスペースを作り出し、チャンスをもたらしていた」と周りを生かす能力についても高く評価している。

 古橋の不在の間にチームに加入した日本代表FW前田大然も公式戦12試合で5得点を決めているが、サットン氏は「古橋のような爆発的な輝き、華麗なフィニッシュ能力を持つ選手はほかにいない」と指摘。小柄な点取り屋をセルティックの中でも唯一無二の存在として認めた。

 すでに現地ではクラブレジェンドの元スウェーデン代表FWヘンリク・ラーション氏と比較する声まで上がっていた古橋。タイトルレースが佳境を迎える終盤戦で復帰し、再びゴールラッシュを披露することができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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