3連敗にドルトムントのクロップ監督が嘆き節 「ミスをなくすのは今なんだ!」

指揮官の苦悩は続く

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントのユルゲン・クロップ監督は、18日の1-2で敗れた敵地ケルン戦後、「(銃で)またしても自分たちの足を撃ってしまった」とミスによる敗戦を嘆いた。ドルトムントの公式サイトが伝えた。
「今日のような戦い方に意味はない。前半にあまりに多くのミスパスをし、普通なら起きないような愚かなミスを数多く犯してしまった。この影響でカウンターをくらい、自陣に何度も戻る羽目になった」
 さらに、指揮官は3連敗という強豪らしからぬ不振に浮足立つ選手たちに平静さを取り戻すように呼びかけた。
「帰陣には体力を消費する。またしても、(銃で)自分たちの足を打ち抜いてしまった。どちらのゴール前でもわれわれは落ち着きを欠いた。相手ゴール前では正確性を、自陣のゴールでは集中を欠いた。どちらの失点も集中の欠如が招いた。まだ勝ち点7しか手にしていないので、何とかしないといけない」
 直近のリーグ5試合で4敗を喫する窮状に嘆き節が止まらない。知将は苦悩の深さをにじませた。
「われわれは相手をあまりに楽にし過ぎている。ミスをなくさなければいけない。すぐにでも、明日にでもない。今なんだ! これまでは多くのゴールを奪ってきたが、それができない時は難しくなる。なんとか打開策を見いださなければいけない。誰も助けてはくれないのだから」
 10日のジャマイカ戦後に脳振とうを訴えた香川は、90分間フル出場した。マンチェスター・ユナイテッドから復帰後、通算1得点に留まっている。チームと恩師の苦境を打開する活躍が望まれるところだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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