「今の僕の状況ならなおさら」 南野拓実が現状分析「それでもリバプールでプレーしたい」
“レッズ”の一員として改めて意気込み「全力を尽くしたい」
日本代表MF南野拓実はリバプールに移籍して2年が経過した。プレミアリーグでのスタメン出場の機会は限られているものの、今季はクラブ通算50試合を達成し、カップ戦でゴールを量産している。今冬には移籍の噂も過熱したが、27歳の日本代表は「もっとチームを助けたい」と、改めて“レッズ”の一員としての意気込みを明かしている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
南野は2020年の1月にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクからリバプールへ加入した。ユルゲン・クロップ監督率いるチームは攻撃陣の選手層が厚く、南野はセンターフォワード、ウイング、MFなど、さまざまなポジションで起用されてきた。出番が限られるなかで、1年目の後半戦はサウサンプトンへ期限付き移籍も経験した。
それでも2月6日に行われたFAカップ4回戦のカーディフ・シティ戦(3-1)でクラブ通算50試合出場を達成。節目の試合で今季7点目のゴールも決めるなど、着実に結果を積み上げている。
今冬の移籍市場でリバプールはポルトからコロンビア代表FWルイス・ディアスを補強。それを受けて南野には移籍の噂も浮上した。しかし、クラブ公式サイトに掲載されたインタビューで南野は、改めてリバプールでポジション争いに挑む姿勢を明らかにしている。
「サッカー選手としての仕事は時にとても難しいものです。なぜならすべての選手が常に90分プレーできるわけではないからです。特に今の僕の状況ならなおさらです。それでも僕はリバプールでプレーしたい。リバプールでは50試合に出場している。これはとてもいいこと。とても満足しています。でも、もっとプレーしたいし、もっとチームを助けたい。簡単なことではないですが、そのために全力を尽くしたいと思っています」
リバプールは現地時間27日にリーグカップ決勝でチェルシーと対戦する。同大会で5試合4得点1アシストをマークし、決勝進出の立役者となった南野にとっては是が非でも欲しいタイトルになるはずだ。激しいポジション争いのなかで出番を手にし、チームの勝利にもたらすことはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)