“爆買い”後の大コケの悪例に… 55億円で中国移籍のコロンビア代表FWが半年で欧州復帰を切望

ブラジルW杯日本戦で2ゴールのFWマルティネスが中国で燻る日々

 衝撃の55億円移籍で中国リーグの“爆買い”の象徴となった広州恒大のコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスだが、わずか半年にしてヨーロッパへの帰還を希望している。ポルトガルメディア「オ・ジョゴ」が報じている。

 2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)で、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表に引導を渡すゴールを決めたマルティネスは、2015-16シーズンに3年連続ポルトガルリーグ得点王という看板をひっさげてポルトからアトレチコ・マドリードへと移籍した。しかし、闘将ディエゴ・シメオネ監督の下でレギュラーをつかめず、今年1月に当時のレートで約55億円もの移籍金で広州に加入。アジアチャンピオンズリーグ(ACL)連覇への切り札として期待され、加入後2試合で2得点を挙げて実力の片鱗を見せた。

 しかしその後はケガもあって調子は下降線に。ACLで同組になった浦和レッズ相手にも2試合無得点と封殺され、昨年のアジア王者広州のACLグループステージ敗退の戦犯となってしまった。中国でのプレーに嫌気が差したのか、同紙によると「現在中国の広州恒大に所属しているジャクソン・マルティネスは、欧州フットボールへの帰還を望んでいるようだ」と伝えている。

 極東で完全に燻っている状態のマルティネスに対して手を差し伸べるクラブは存在する模様で、「このニュースはポルト、他のビッグクラブが中国でアイドル的存在となっているコロンビア人FWの契約に前向きになるものだ」としている。

 

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