リバプール南野を優先起用? “重宝されるアタッカー”へ英予想「重要な役割がある」

リバプールでプレーするMF南野拓実【写真:AP】
リバプールでプレーするMF南野拓実【写真:AP】

4冠達成の可能性を残すチームスケジュールを踏まえ今後のチャンスを展望

 リバプールの日本代表FW南野拓実は現地時間2月13日に行われたプレミアリーグ第25節バーンリー戦(1-0)でベンチ入りメンバーに入ることができず、4試合ぶりに出番がなかった。アフリカネーションズカップ参加組の復帰やFWルイス・ディアスの加入に押される格好となったが、地元メディアは南野ら当落線上の選手にも今後チャンスが訪れると指摘している。

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 リバプール加入3年目を迎えた南野。今季も出番は限られているなかで公式戦全体では20試合で7得点1アシストをマークしている。すべて途中出場のプレミアリーグでは86分間のプレーで2得点。リーグカップでは5試合で4得点1アシストをマークし、決勝進出に貢献した。

 しかし、アフリカネーションズカップに参戦していたエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネが復帰した直近のプレミアリーグ第25節バーンリー戦では南野はベンチにも入れなかった。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノがセンターフォワードでスタメン入りし、リーグの得点ランキング2位の12得点を決めているポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタでさえもベンチスタートという熾烈なポジション争いが繰り広げられている。

 そうしたなかでリバプール専門メディアの「Liverpool.com」は「見落とされたカルテットにもまだ重要な役割がある」と特集。分厚い選手層に阻まれてバーンリー戦でメンバー外になった南野、MFカーティス・ジョーンズ、DFジョー・ゴメス、FWディボック・オリギには終盤戦に向けてチャンスがあるとしている。

記事では「この4人はいずれもチームの中心ではない」と前置きしたうえで「フットボールには忍耐が必要で彼らに出番がやってくる可能性はある」と指摘。プレミアリーグ、リーグカップ、FAカップ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の4冠達成の可能性を残すチームの今後の日程を踏まえると、この”不運な”4選手には「ファーストチームで名乗りを上げるチャンスがまだたくさんある」という。

 南野は今季90分あたりの得点率が0.89点と高い数字を残していることが特筆され、「南野はチャンピオンズリーグとプレミアリーグ、FAカップでも出場時間を増やすはずだ。今季限りで契約が切れるディボック・オリギよりも優先して起用されるだろう」と終盤戦により重宝されるアタッカーの1人になると予想されている。

 今冬の移籍も噂されながら、リバプールでの成功を求めて残留したとされる南野。限られた出番の中でアピールを続ける日本代表FWは終盤戦でチームのタイトル獲得に貢献することができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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