セルティックOB、前田大然と古橋亨梧とポジション争いに期待 「点を取り続けなければならない重圧が増すかも」

セルティックで好調を維持するFW前田大然【写真:Getty Images】
セルティックで好調を維持するFW前田大然【写真:Getty Images】

セルティックOBのフランク・マクアベニー氏が「彼は素晴らしいよ」と前田を評価

 元スコットランド代表FWフランク・マクアベニー氏は、冬の移籍市場でセルティックに加入した日本代表FW前田大然を高く評価する。そして、負傷離脱中の日本代表FW古橋亨梧の復帰後について「興味深い」と語っている。英メディア「フットボール・インサイダー」が報じた。

 冬の移籍市場で、横浜F・マリノスからセルティックに加入した前田は、デビュー戦となったリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)で移籍後初ゴールを決めると、第25節マザーウェル戦(4-0)でも1得点を挙げた。現在、エースである古橋を負傷で欠くセルティックだが、前田は加入直後ながらその穴を埋める奮闘ぶりを見せている。

 通算5試合目の出場となった第26節アバディーン戦(3-2)ではゴールのなかった前田だが、1992~94年にセルティックに所属していたマクアベニー氏は「この数週間、私は、『我々には多くのオプションができたため、チャンスを与えられた選手は、その場所を守るために得点を挙げることが必要だ』と言ってきた。彼は素晴らしいよ。前田は、デビュー戦でゴールを決め、そのあとは日本代表に合流したため、難しいはずだった。それでも週末に2点目を決めたんだ。(ギオルゴス・)ギアクマキスも最近は良い仕事をしているかもしれないが、彼自身が期待していたほどのゴールは挙げられなかったかもしれない」と、2人の間での競争では前田が優位だという見解を述べている。

 とはいえ、セルティックの絶対的なエースは古橋だ。昨夏の加入以降、公式戦26試合で16得点を記録。リーグカップの決勝では2ゴールを挙げて逆転優勝の立役者にもなり、冬の移籍市場での日本人3選手獲得への流れを作っている。

 ここまでアンジェ・ポステコグルー監督は横浜FMを率いていた時も重用した前田を、起用できる5試合すべてでピッチに立たせている。唯一、途中出場したレンジャーズ戦(3-0)は、前日に日本代表の試合をこなし、スコットランドに戻った数時間後に行われた一戦だった。

 古橋が負傷から戻った場合、どのような選手起用を見せるのかは、マクアベニー氏も楽しみにしているようだ。「キョウゴが復帰した時、どうなるかは興味深いね。前田には点を取り続けなければいけないというプレッシャーが、増すかもしれない。いずれにしても、私がこれまでに見た彼の姿には、とても喜んでいるよ」と、コメントしている。

 セルティックでは、まだ共演を果たしていない前田と古橋だが、ポステコグルー監督はどのように2人を使っていくだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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