なでしこJ、アジア杯準決勝で敗退 延長PK戦で中国にまさかの敗戦…大会3連覇を逃す

なでしこジャパンは準決勝で敗退【写真:(C) AFC】
なでしこジャパンは準決勝で敗退【写真:(C) AFC】

準決勝で中国と対戦、植木が2ゴールと奮起も粘る相手に苦戦

 なでしこジャパン(日本女子代表)は、現地時間2月3日にインドで開催中の女子アジアカップ準決勝で中国と対戦。FW植木理子の2ゴールがあったものの2-2でPK戦にもつれ込み、2人が失敗して3-4で敗戦。大会から姿を消した。

 来年にオーストラリアとニュージーランドで共同開催される女子ワールドカップ(W杯)のアジア予選も兼ねる今大会だが、日本はすでに準々決勝の勝利で本大会の出場権を獲得。アジアカップでは2014年、18年に続く3連覇を狙う。その日本に対して中国は、エースストライカーとして日本を苦しめたこともあるFWワン・シャンシャンをセンターバックで起用。守備に重きを置いた日本対策を展開した。

 立ち上がりから日本はボール保持率を高め、敵陣でゲームを展開する時間を長くした。前半13分には左サイドから中央に入ったボールを受けたFW岩渕真奈がペナルティーエリア内からシュートをする場面を作ったが、わずかに枠を外れた。

 全体に日本ペースで進んだなかで迎えた同26分、日本はMF長谷川唯が中央でボールをキープすると左サイドへ。MF長野風花を経由したボールをMF宮澤ひなたがワンタッチでの速いクロスをゴール前に送ると、ニアサイドでFW植木理子が頭で合わせてゴール。鮮やかな先制点を奪った。

 その後、中盤でのボールロストから中国のカウンターを受けそうな場面もあったが、決定機を作らせずに最終ラインは守った。追加点こそ奪えなかったものの、日本は1-0のリードで前半を終えた。

 その後半の立ち上がり、1分と経たないうちに日本はまさかの失点を喫した。2枚替えをしてきた中国に日本の右サイドで起点を作られると、パス交換からサイドバックの内側に潜り込まれた。そこからフリーでラストパスを出されると、逆サイドから飛び込んだFWウ・チャンシュウに押し込まれ、記録上は後半1分の失点になった。

 同点になった後もボールは全体的に日本が保持したが、リズムが単調になり相手ブロックを崩せないまま時間が流れた。同28分には右サイドから長谷川がシンプルなクロスを入れると、ゴール前でフリーになった宮澤がヘディングで狙ったがシュートを枠内に抑え込めず。直後にも長谷川の折り返しを植木が狙う場面を作ったが、これも枠外に外れてしまった。

 膠着する戦況のなか、池田太監督は同19分に岩渕に代えてMF遠藤純を投入したが、ゴール前を攻略しきれないまま1-1の同点で延長戦に入った。

 延長に入ると日本は攻撃のスイッチが入り、前半7分には長谷川がクロスバー直撃の強烈なミドルを放つなど勢いが出た。すると同13分、フリーキックのチャンスからゴール前へのボールをオフサイドギリギリで抜け出した植木が頭で合わせ、貴重な勝ち越しゴールになった。しかし、勝利目前の延長後半14分、セットプレーを与えると2次攻撃を受け、最後は攻撃参加したワン・シャンシャンに決められて2-2の同点に。PK戦に持ち込まれてしまった。

 先攻の日本は1人目の主将DF熊谷紗希が相手GKにセーブされるも、中国も1人目が枠を外した。その後、両チームが成功を続けたが日本は5人目のDF南萌華がストップされ、最後はワン・シャンシャンに決められ3-4で敗戦。アジア3連覇の夢は絶たれてしまった。

 勝利した中国は6日の決勝戦で韓国と対戦する。

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