ポステコグルー監督、古橋亨梧に示す絶対的な信頼 「恩賞として、離脱する権利がある」
負傷離脱中の古橋について指揮官が言及「想定していたよりも重傷」
昨年12月26日に行われたスコットランド1部リーグ第20節のセント・ジョンストン戦(3-1)で負傷した日本代表FW古橋亨梧は、現在も戦列を離れている。今シーズン、公式戦26試合でチーム最多16ゴールを挙げているストライカーには、早期復帰が期待されているが、アンジェ・ポステコグルー監督は古橋に時間をかけて負傷を完治させる「権利がある」と考えているようだ。スコットランド紙「デイリー・ヘラルド」が報じている。
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古橋は12月に2度にわたって負傷を繰り返した。最初の怪我は12月9日に行われたUEFAヨーロッパリーグのベティス戦(3-2)で負った。それでも、リーグカップ決勝のハイバーニアン戦で復帰すると、チームの全ゴールを叩き出して2-1の逆転勝利とリーグカップ優勝に導いた。
古橋の状態について、ポステコグルー監督は「今シーズンが絶望ということはない。それは保証できる。ただし、キョウゴの負傷は想定していたよりも重傷で、さらに数週間は離脱するだろう。すぐに復帰することはない。この先、数週間、彼が離脱することは私たちにとっても、彼にとっても残念なことだ」と語っている。その一方で、負傷を繰り返した古橋には、しっかり治療する時間を与える考えであることを強調した。
「明確にしたいのは、彼はリーグカップの決勝を100%の状態で戦えなかった。それでも2ゴールを挙げて、私たちに勝利を後押しした。この事例が、彼の選手と人間性を物語っている。ほかの多くの選手であれば、違う選択をしただろう。だから私は、負傷に落ち込んでいる。キョウゴは、このクラブのためにできること、すべてをやってくれる。そして、あのリーグカップ決勝のパフォーマンスの恩賞として、この一定の期間、離脱する権利があると考えている。彼は、過去最高の状態で戻ってくる権利がある。どれだけの時間がかかろうとも、彼は最短で戻れるように全力を尽くすと確信しているよ」
セルティックに加入して、まだ約半年の古橋だが、その期間で見せたゴールラッシュと献身的な姿勢によって、ポステコグルー監督の厚い信頼を勝ち取ったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)