「クロップは南野拓実を見限るべきだ」 “南野外し”&大胆な起用案を英紙が提案
ウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズの右ウイング起用を主張
イングランド1部リバプールの日本代表MF南野拓実は、1月13日に行われたアーセナルとのリーグカップ準決勝第1戦(0-0)で先発フル出場したが、試合終了間際に決定的チャンスを逃した。このシュートミスによって、現地では大きく評価を落としている。英紙「デイリー・ミラー」は「クロップは南野拓実を見限り、大胆な選択肢を検討すべきだ」と主張している。
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チームの中心選手であるエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネが、アフリカネーションズカップに出場するため不在となっているリバプール。これまで出場機会を十分に与えられていなかった南野にとっては、自身の価値を証明するチャンスが訪れているが、逆に結果を出せなかった時には、多くの批判にさらされることがあらためて証明された。
後半45分に、ゴール前のルーズボールを大きくふかしてしまった南野について、記事では「南野がレッズに勝利をもたらせる試合終盤の黄金の機会を逃した時、2人(サラーとマネ)の不在が、より切実なものとなった」とし、次の公式戦であるリーグ戦のブレントフォード戦に、連続で先発出場の機会を与えることに疑問符を付けた。
「クロップ監督は、南野の動きが、ロベルト・フィルミーノやディオゴ・ジョタの動きに違いを作り出せることを考慮して、週末の試合で日本代表選手に再びチャンスを与えるかもしれない。しかし、監督には別のオプションもある。南野の終盤の決定機でのミスの前後に、その代替案を見つけることができた」と指摘した。
代替案というのは、この試合で右サイドバックとして途中出場した20歳のウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズをウイングで起用するというもの。「ウェールズ出身の若手選手は、レッズの最終ラインで起用されたが、アーセナルが深く、深く、下がったことで、ウイングのようなプレーを見せた。南野が逸したチャンスの場面にも、その動きで絡んでいる。そのあとにも、ウィリアンズはアーセナルの守備陣をパニックさせるクロスを入れたが、ボールはクリアされた」と、試合終盤に多くのチャンスを演出した動きを評価した。
また、11月にクロップ監督もネコについて「右サイドバックが、彼にとっての最適なポジションであるのかは確信が持てない」と、コメントしていたことも紹介。そして、ブレントフォード戦では、右ウイングにウィリアンズ、左ウイングにジョタを起用する布陣を提案している。
リーグカップの準々決勝レスター戦(3-3)では、試合終盤のゴールで評価されていた南野。自らのプレーで、再び自身の価値を証明するしかない。
(FOOTBALL ZONE編集部)