レアル中井卓大の華麗技炸裂 相手翻弄のダブルタッチ「マスター」として海外紹介

レアル・マドリードでの活躍が期待されるMF中井卓大【写真:松岡健三郎】
レアル・マドリードでの活躍が期待されるMF中井卓大【写真:松岡健三郎】

フベニールAのヘタフェ戦では追加点をアシスト

 スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する18歳のMF中井卓大が、フベニールA(U-19相当)の公式戦で華麗なテクニックを披露した。“ダブルタッチ”で相手をかわし、ゴール前に持ち込むシーンに海外メディアも注目している。

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”ピピ”の愛称で知られる中井は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で最多13回の優勝を誇る“白い巨人”の下部組織に9歳から加入。インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)、フベニールC(U-17相当)と順調に階段を上り、昨季はフベニールB(U-18相当)、そして今季はフベニールA(U-19相当)に昇格した。

 現地時間1月9日の第17節ヘタフェ戦は、後半12分からインサイドハーフの一角で途中出場。1-0で迎えた後半23分、敵陣左サイドでボールを受けた中井は華麗なダブルタッチで相手をかわし、ゴール前に持ち込んでチャンスを演出した。中井は後半31分に左コーナーキック(CK)のキッカーを務め、ピンポイントのボールでDFカジェハの打点の高いヘディング弾をお膳立てし、追加点を後押しした。フベニールAは2-0で勝利し、13勝目を挙げている。

 レアルアカデミーの情報を発信している「Real Madrid Fabrica」公式ツイッターは、ダブルタッチのシーンを「タクヒロ・ナカイはクロケッタ(ダブルタッチ)をマスター」と称賛。「クロケッタ」はヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが得意とする技としてスペインでも知られ、海外ファンが「ピピは本物」「才能あるコントロールマン」と反応したほか、「選手権に気を取られて同い年1番の化け物忘れてたわ」という声も寄せられていた。

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