ベルギー代表のアフロヘアーをチェルシーが強奪へ エバートン合意間近で「ハイジャック」に迫る

過去には本田売却でミラン行きのうわさも

 チェルシーが複数クラブの争奪戦の末にベルギー代表の逸材FWミシー・バチュアイを獲得したのに続き、エバートン移籍が確実とも見られていたゼニトの同代表MFアクセル・ヴィツェルの獲得する可能性が高まっているという。英紙「サン」が報じた。

 欧州選手(EURO)でベスト8に進出したベルギー代表でレギュラーを張るヴィツェルは、プレミアリーグのエバートン移籍で合意とすでに英メディアで報道されていた。しかし、同紙のレポートによるとチェルシー獲得のポールポジションに立ったという。記事は「チェルシーがエバートンに向かうアクセル・ヴィツェルのハイジャックをしようとしている」とアントニオ・コンテ新体制のスタートする一昨季王者の強奪計画を伝えている。

 チェルシーはヴィツェルの代理人とはすでに合意に達しているという。あとはゼニトとの間で移籍金に関する合意を取り付けるだけの状況という。ロシアの強豪はチームの核であるヴィツェルに5000万ポンド(約65億5000万円)という値段を付けていたが、契約が残り1年となったことでこの強気な値段設定よりは値下がりすると見られている。その一方で、現在手にしている週給8万ポンド(約1050万円)はイングランド移籍でさらにアップすると見られている。

 アフロヘアーがトレードマークの守備的MFには他にもナポリが興味を示していた。以前はACミランが獲得を示し、獲得資金捻出のために日本代表MF本田圭佑が放出候補になったと報じられたこともあった。

 また、コンテ新監督が熱望しているヴィツェル獲得が決まった場合、チェルシーのセルビア代表MFネマニャ・マティッチは放出となる可能性が高いという。マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティなどのライバルが大型補強を行うなか、新体制を迎える“ブルーズ”も着々と改革を進めている

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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