2022年「日本サッカー界大展望」 W杯イヤーの“4大注目ポイント”を先取り解説

【注目ポイント4】海外で一時代を築いた日本人選手のJリーグ復帰は?

【注目ポイント4】
「海外日本人プレーヤーのイン&アウト」

 現在、海外でプレーする男子の日本人選手は欧州主要リーグだけでも2部を含めて50人を超える。フルメンバーの日本代表も20人前後を欧州組が占め、主に海外組で構成されたチームで戦っている。

 今年も前田、旗手、井手口陽介の3人が揃ってアンジェ・ポステコグルー率いるセルティックに加入。さらに渡辺剛がFC東京からベルギー1部のKVコルトレイクに移籍するなど海外、特に欧州に成長や成功を求めて飛び立つ日本人選手は後を絶たない。

 そうした選手たちの活躍にも期待したいが、冨安健洋(アーセナル)や南野拓実(リバプール)、久保建英(マジョルカ)など、すでに最前線で奮闘する選手たちが、まずは残りのシーズンでどこまでパフォーマンスを高めていけるかが日本代表にも直結してくる。

 その一方で、昨年の酒井宏樹(浦和レッズ)、大迫勇也(ヴィッセル神戸)、長友佑都(FC東京)といった選手たちに続き、Jリーグへの復帰が噂される選手たちもいる。これだけ欧州に日本人選手が増えれば、一時代を築いてきた選手の復帰もあれば、成功のチャンスを掴み切れなかった選手も出てくる。

 ここからどういった選手が日本に戻ってきて、貴重な経験をJリーグの舞台で生かしていくのか。場合によっては武藤嘉紀(神戸)のようにJリーグでのプレーが認められて、日本代表に復帰するケースもあるだけに、そういった選手たちにも注目していきたい。
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(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)



河治良幸

かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。

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