J1浦和の元日本代表FW興梠慎三、札幌へ期限付き移籍発表 ペトロヴィッチ監督との師弟関係復活

札幌へ期限付き移籍発表の興梠慎三【写真:Getty Images】
札幌へ期限付き移籍発表の興梠慎三【写真:Getty Images】

クラブが公式発表

 J1浦和レッズは12月29日、元日本代表FW興梠慎三が北海道コンサドーレ札幌に期限付き移籍すると発表した。浦和で指導を受けた“ミシャ”ことペトロヴィッチ監督との師弟関係が札幌で復活する。

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 現在35歳の興梠は、2005年に鵬翔高から鹿島アントラーズに加入。1年目から8試合に出場すると、徐々に出場機会を増やして定位置を確保し、J1優勝3回、Jリーグカップ優勝2回、天皇杯優勝2回など数々のタイトル獲得を経験した。

 13年から浦和へ移籍すると、9シーズン連続で二桁ゴールを達成するなどエースとして活躍。16年のJリーグカップ優勝、17年のAFCチャンピオンズリーグ優勝、18年の天皇杯優勝などに貢献し、17年にはJリーグベストイレブンに選出されている。今季はリーグ戦20試合1ゴールにとどまっていた。

 札幌を率いるペトロヴィッチ監督と興梠は、13年から17年まで浦和でともに戦った“師弟コンビ”。ミシャスタイルを熟知するストライカーに注目が集まりそうだ。なおリリースによると、期限付き移籍期間は2022年2月1日~23年1月31日まで。レンタル期間中、浦和と対戦する全ての公式戦に出場不可となっている。

 前所属の浦和から発表された興梠のコメントは以下のとおり。

■選手コメント
「9年間、本当に熱い応援ありがとうございました。 今年1年、何一つチームに貢献できなかったことを大変申し訳なく思っています。今回、期限付き移籍という形で移籍することが決まりました。今年はなかなか試合に出場できない時期が続き、自分自身このまま引退ということも考えましたが、自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき、もう一度真剣にサッカーと向き合い、もう一度もがいてみようと思いました。自分のわがままを受け入れてくれたクラブには大変感謝しています。この浦和レッズでファン・サポーターとともに闘ってきた9年間は、本当に自分にとって大きな財産になりました。この決断に悔いはありません。少しでもピッチに立っている姿をみなさんに見せられるように頑張ります。 本当にありがとうございました。また必ず」

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