リバプール南野「それが僕にできるベスト」 キャリア最盛期へ意欲「このクラブに貢献したい」

リバプールに所属する日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールに所属する日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

リバプール公式サイトが南野のインタビューを紹介

 イングランド1部の強豪リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、現地時間12月22日のリーグカップ(カラバオカップ)準々決勝のレスター・シティ戦で1アシストに加え、劇的な同点ゴールをマークし、PK戦の末に勝利してのベスト4に導く大きな力になった。リバプール公式サイトでは南野のインタビューを紹介し、「もっともっと力を発揮したい」「このクラブにできるだけ貢献したい」と意欲的に語っている。

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 試合は2-3とリバプール劣勢で迎えた後半アディショナルタイム5分、南野が右サイドからのアーリークロスを胸トラップすると右足ボレーでゴール。3-3の同点に持ち込んだPK戦ではキックを失敗したものの、南野はベスト4進出の原動力となった。

 このレスター戦で1ゴール1アシストの結果を残し、リーグカップで3試合4ゴール1アシストの活躍を見せている南野は、「多くのプレータイムを与えられているのは、僕にとって大きなチャンスです。自分に何ができるかを示し、証明するチャンスですし、チームの勝利に貢献できたことが嬉しいですね。これからも同じように続けていけたら」と話している。

 そのうえで、2020年1月にオーストリア1部ザルツブルグからリバプールに移籍してからの2年間(そのうち半年間はサウサンプトンに期限付き移籍)について、前向きな言葉を残している。

「とても楽しい時間を過ごしています。リバプールでプレーすることは子供の頃の夢で試合はよく見ていましたし、プレミアリーグは日本でも人気がありプレーすることが夢の1つでしたからね。もっともっと貢献したいと思っています。ベストな瞬間は、プレミアリーグを制覇した時です。アンフィールドでトロフィーを掲げ、僕はリバプールの選手としてそれを達成したんだ、と。その後、最初に電話したのは両親や家族でした。

 選手として、プレミアリーグのスピードや迫力に慣れるために、試合に出ることはとても重要でした。リバプールに戻ってきてからは、サウサンプトンに期限付き移籍した経験がとても良かったと感じていますが、やはりもっともっと力を発揮したいし、高いレベルでプレーした経験を生かしたい。プレミアリーグはすべてがハイレベルです。攻撃から守備への切り替えが比較にならないほど早いですし、試合のスピードも格段に速いです。慣れないとそのレベルに達することはできません」

 南野は2022年1月に27歳を迎える。キャリアの最盛期と言える時期について「僕自身、この年代はできるだけ多くの試合に出たいと思っていますが、世界最高のクラブにいるわけですし、このクラブでキャリア最高の時期を過ごすことができる。このクラブにできるだけ貢献したい。それが僕にできるベストです」と話した。

 年明けにアフリカ・ネーションズカップ開催を控え、エジプト代表FWモハメド・サラーやセネガル代表FWサディオ・マネがチームを離れる時期に、どれだけのものを見せてチャンスを掴めるか。世界最高峰のリーグ、クラブで主力にのし上がることができるか、南野の挑戦は続く。

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