リバプール南野拓実の“奇妙なギネス世界記録”に英注目 日本で達成「とてもいい思い出」

レスター・シティ戦での勝利に貢献したMF南野拓実【写真:AP】
レスター・シティ戦での勝利に貢献したMF南野拓実【写真:AP】

C大阪時代の2014年1月、1分間187回のハイタッチで世界記録達成

 イングランド1部の強豪リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、現地時間12月22日のリーグカップ(カラバオカップ)準々決勝のレスター戦で1アシストに加え、劇的な同点ゴールをマーク。チームはPK戦の末に勝利し、ベスト4に導く大きな力になった。そのゲームの公式マッチデー・プログラムで、過去にギネス記録を樹立した際のエピソードを語り、クラブ公式サイトが掲載している。

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 レスター戦で2-3とリバプール劣勢のなかで迎えた後半アディショナルタイム5分、右サイドからのアーリークロスを胸トラップした南野が右足ボレーでゴール。これで3-3の同点に持ち込んだリバプールはPK戦に持ち込み、5人目で登場の南野は失敗したが、最終的に5-4で制しており、日本人アタッカーはベスト4進出の立役者になった。

 そのゲームのプログラムにおいて、南野はセレッソ大阪所属時の2014年1月に「1分間に何人とハイタッチをできるか」の世界記録を更新し、ギネス認定を受けた際のエピソードを語ったという。

「セレッソ大阪でプレーしていた時、クラブが主催した地域の人々のためのイベントでした。200人くらいの人がショッピングセンターに列を作っていて、僕はチームの中で一番若い選手だったので、選ばれたんです。列を走ってハイタッチをしなければならず、なんとかギネスブックに載ることができました。1分間のハイタッチの最多記録は持っていましたが、もう破られてしまったようです」

 C大阪の公式サイトには、当時の様子が今でもレポートとして残っている。それによると、171回が最多記録だったところ、南野が挑戦して187回に更新。それが、ギネス世界記録として正式に認定され、イベント前に認定員から説明を受ける様子も掲載されている。

 南野は、「とてもいい思い出で、今でもその話をすることがあります。リバプールでこんなふうにゴールを祝ったら面白いかもしれないね!」とコメントしている。

 英メディア「101 GREAT GOALS」も「南野拓実がかつて保持していた奇妙なギネス世界記録」と報じ、「試合に先立ち、奇妙な記録が公開された。南野は、かつて1分間で最も多くハイタッチをした世界記録を持っていたことをプログラムで語った」と伝えている。

 現在は新型コロナウイルスなど社会情勢も難しいが、本拠地アンフィールドの臨場感あふれるスタンドの前を、ゴールセレブレーションとして疾走しながらハイタッチする南野の姿が見られる日が来るかもしれない。

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