1G1Aのリバプール南野がなぜ? 攻撃陣で“最低評価”の英紙に疑問の声「最低でも7だ」
レスター戦で勝利に貢献した南野、チャンス逸などを理由に英紙が低評価
イングランド1部リバプールは、現地時間12月22日に行われたリーグカップ準々決勝のレスター・シティ戦で3-3と打ち合いを演じ、PK戦の末に5-4で勝利して準決勝進出を決めた。先発出場した日本代表MF南野拓実は、後半アディショナルタイムに同点ゴールを決め、1アシストと結果を残したなか、英地元紙「リバプール・エコー」の採点では「6」となっている。
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前半を終えて1-3とリードを許したリバプールだったが、主力3選手を投入した後半に息を吹き返す。南野も後半23分にFWディオゴ・ジョタのゴールをアシストすると、アディショナルタイム5分にはMFジェームズ・ミルナーのクロスを胸でコントロールし、右足のボレーでゴールに突き刺し、3-3の同点とした。
その後のPK戦ではリバプールの5番手のキッカーとして登場したが、決めれば勝利が決まる場面でシュートを失敗。それでも、1ゴール1アシストの活躍で、チームの準決勝進出に大きく貢献するとともに、アフリカネーションズカップに出場する予定のエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネの不在時に向けたアピールに成功した。
英地元紙「リバプール・エコー」は各選手のパフォーマンスを採点。PK戦で2度のストップを見せたGKイェンス・ケラー、FWネコ・ウィリアムズ、FWロベルト・フィルミーノ、ジョタが7点、DFイブラヒマ・コナテ、MFアレックス・オクスレード=チェンバレン、MFジェームズ・ミルナー、MFナビ・ケイタが8点という高い評価を受けたなか、南野は攻撃陣で最低点となる「6」の評価が付けられた。
その寸評には、「ハーフタイムまでのパフォーマンスは十分なものではなく、決定的なチャンスも逃した。後半には息を吹き返し、ジョタのゴールをアシスト、ドラマチックな同点ゴールも決めた。PK戦の失敗については、あまり語られていないのは救いだろう」と、記している。
この試合、リバプールは直近のプレミアリーグ第19節のトッテナム戦から10人を変更。試合後、ユルゲン・クロップ監督は「あれだけ多くの変更があったなかで、常に最上級のプレーを求めることは、100%フェアではないだろう。それでも、彼はとてもいいプレーを見せていた」と理解を示していた。
コメント欄には、多くの採点に納得の声が寄せられているが、南野については「南野が6だって? 彼はアシストをして、ゴールも決めて、PK戦まで持ち込ませてくれたんだ。忘れてないか」「それに、ピッチにいる間、常に生き生きとしていたよ。最低でも7だ」と、不満の声も寄せられている。
リーグカップでは、3試合4得点と無類の強さを見せている南野。この流れをリーグ戦にも持ち込み、出場時間を増やすことはできるだろうか。