セルティック古橋、”殊勲2ゴール”で最高「8点」高評価 「新たなヒーロー」と現地称賛
ハイバーニアンとの決勝で2ゴールの活躍、2年ぶり20度目のリーグカップ制覇へ導く
スコティッシュ・リーグカップ決勝が現地時間12月19日に行われ、日本代表FW古橋亨梧の2ゴールによりセルティックがハイバーニアンを2-1で下し、20度目のリーグカップ制覇を果たした。殊勲の古橋は現地メディアの選手採点でチーム最高の「8点」評価となり、「セルティックの新しいヒーローだ」と賛辞を送られている。
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古橋はUEFAヨーロッパリーグ(EL)の第6節ベティス戦(3-2)でハムストリングを負傷し、この試合への出場が危ぶまれていたものの、タイトルが懸かる大一番へスタメン出場。前半から果敢にゴールへ迫ったが、相手の厳しいマークに遭い1点が遠い状況が続いた。
そんななか、後半6分にはコーナーキックから失点。嫌なムードが漂いかけたがその1分後、古橋が勝負強さを見せつける。MFカラム・マグレガーの浮き球パスに反応すると、トラップから左足を振り抜き同点ゴールを奪取した。
これで勢いに乗った古橋は同27分、フリーキックのリスタートから相手最終ライン背後へ抜け出すと、前目のポジショニングを取っていたGKの頭上を越す、技ありループ弾を叩き込み、逆転弾を奪取。その後、古橋は同38分に交代したが、チームは2-1の勝利を飾り、2年ぶり20度目のリーグカップ制覇を果たした。
英地元紙「デイリー・レコード」の選手採点では、チーム最高の「8点」評価が与えられた。寸評では「セルティックファンがアンジェ・ポステコグルー監督のチームシートで見たかったのはこの男だった。このストライカーは立ち上がりから寂しそうで、前半はインパクトを与えるのに苦労した」と、前半の苦闘に言及。それでも「彼はヒブス(ハイバーニアン)の心を打ち砕くゴールを決め、勢いよく戻ってきた。セルティックの新しいヒーローだ」と称賛で締め括っている。
コンディションが懸念されながらも、ここぞの大一番で主役となった古橋。セルティック加入以来、その活躍ぶりでファンの期待に応えてきた日本人アタッカーの足跡が、新たに刻まれた。