イングランドの迷将ホジソンの”7つの大罪”  ベテラン代表組が歴史的敗退生んだ珍采配を大批判

会見での”退任原稿”にも大きな批判

 6番目の失敗は新鋭投入の遅れ。「マーカス・ラッシュフォードはイングランドが10分間ウォーミングアップをしたままでチームにはフラストレーションが募った。ゴールがどうしても必要なアイスランド戦で最後の4分間の出場となった」と指摘されている。フレッシュな18歳のストライカーという切り札投入をギリギリまでためらった采配はチームをイライラさせたという。

 最後はホジソン監督の試合直後の退任会見だ。「ホジソンのアイスランド戦後の準備されていた声明発表は試合前からチームの8強進出のチャンスを疑っていたことを示唆する」会見場では自ら退任原稿を読み上げたが、小国との対戦前から敗北を察知していたのではと、選手は疑問の視線を突き刺しているという。

 ベテラン選手はホジソン流に関する7つの疑問点を暴露したが、他にも珍采配は多い。精度の欠如甚だしいトットナムFWハリー・ケインにFKキッカー役を託し、枠をほとんど捉えないなど奇妙な采配も目立った。大舞台で脆弱性を示してしまったサッカーの母国だが、監督の迷走ぶりに敗退劇の責任を求めていたのは当然の帰結だったのだろう。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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