S・ラモス、CL“再抽選”カードに驚き ユナイテッド→古巣レアルへ…「運命は気まぐれ」
二度目の抽選結果で「PSG×レアル」に決定、「死ぬまで戦う」と意気込む
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16の組み合わせ抽選会が12月13日(現地時間)にスイス・ニヨンで行われた。グループ2位通過だったフランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)は優勝候補レアル・マドリードを引き当て、決勝トーナメント1回戦から激戦となることは必至となった。昨季までレアルに在籍していたスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは「PSGのために死ぬまで戦う」と意気込む一方、移籍1年目での古巣対戦には「運命は気まぐれ」と語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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意外な展開でレアルとPSGによるビッグマッチが実現した。組分け抽選は、チーム名が書かれたくじが入っているカプセルをケースから引いて行われるが、規定上対戦できないチームのカプセルが紛れ込むなどのトラブルが発生。システムのエラーによるミスだったため、前代未聞の再抽選となった。幻となった一回目の抽選結果では、レアルがポルトガルのベンフィカ、PSGはイングランドのマンチェスター・ユナイテッドと対戦するはずだった。
昨年までレアルでキャプテンを務め、今年からPSGに加入したラモスにとっても寝耳に水の抽選結果となったようだ。35歳のセンターバックは「飛行機に乗った時は相手がユナイテッドだったが、その後にまさかの結果になったんだ」と異例の再抽選で古巣対戦が決まったことに驚きを隠せない様子だ。
「運命とは気まぐれなものだ。他のチームがPSGの対戦相手になることを望んでいた。私がレアル・マドリードに対してどれほどの愛情を持っているかはあなたたちもよく知っているはずだ」
ラモスは負傷の影響でまだ新天地では1試合しかプレーしておらず、古巣対戦に向けて複雑な心境も明かしているが、PSGの一員として勝利のために戦いたいと意気込みも明らかにしている。
「今度は私がPSGを守る番で、できる限りのことを尽くしたい。PSGは私に懸けてくれたチーム。死ぬまでPSGのために戦うつもりだよ」
ラモスは2005年に19歳でレアルに加入し、そこから16年間在籍。出場すれば、CLの舞台では初めて敵としてサンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つことになる。レアルサポーターが偉大な前キャプテンをどのように迎えるのかも注目の一戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)