J1残留の清水エスパルスに地元企業159社が意見広告 大スポンサーも名を連ねて「ワクワクする地域球団に」

J1最終節で残留を決めた清水【写真:Getty Images】
J1最終節で残留を決めた清水【写真:Getty Images】

「エスパルスを優勝させる会」が静岡新聞に異例の意見広告

 12月4日に行われたJ1最終節で残留を決めた清水エスパルスへの叱咤と、変化を求める異例の「意見広告」が、10日付の静岡新聞朝刊に掲載された。

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 クラブの大スポンサーであるアイエイアイ(IAI)、静岡鉄道も含めた地元企業159社が名を連ね、「みんながワクワクする地域球団エスパルスに!」と主張。さらには、「昨年も今年も毎年のように残留か降格かでヒヤヒヤ。不安の日々です。30年前、わが国にJリーグが設立された折り、川淵チェアマンは『清水には選手を輩出する土壌が飛び抜けて肥沃である』と高く評価して清水エスパルスが選ばれて誕生しました。地域球団としてエスパルスを戦って勝利する誇り高きチームにみんなで育てませんか!」と呼び掛けている。

 紙面上には、「エスパルスを優勝させる会」と題した新団体名と連絡先も明記されている。この広告を出した意図を問い合わせると、担当者が「代表者はアイエイアイの石田徹社長です」と明言。その後、石田社長が「Football ZONE web」に広告掲載の意図を語った。

「エスパルスを本来の姿である地域球団に戻そうという思いがあってのことです」

 産業用ロボットメーカーのアイエイアイ(本社・静岡市)は2013年3月、静岡市が運営し、清水が本拠地にする日本平スタジアムのネーミングライツを取得。以来、施設名は「IAIスタジアム日本平」となり、略称の「アイスタ」も定着させてきた。

 さらには、15年に清水とオフィシャルクラブスポンサー契約を締結。ユニホームの背中に「IAI」のロゴを掲載するなどしているが、石田社長は「地域の皆さんがエスパルスを思い、『エスパルスは私たちの、俺たちのクラブなんだ』と強く思えるようになれたら素晴らしいと思います」と話している。

 清水は今季の前に選手11人、シーズン中にも5人を加入させて補強を進めた。しかし、ミゲル・アンヘルロティーナ新監督の下で成績は低迷し、11月4日に監督との契約を解除。後任の平岡宏章監督が残り4試合を3勝1分けで乗り切り、チームは14位で残留を果たした。しかし、17年、19年に続いて最終節まで残留が決まらない展開。コロナ禍の影響で降格のなかった昨季も、最終節まで最下位の危機に立たされたことを踏まえ、サポーターからは不満が続出していた。

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