南野拓実は「素質がある」 リバプールOBが評価…売却時には「大金得られる」と見解
元アイルランド代表DFローレンソン氏、日本人アタッカーの能力へ言及
リバプールに所属する日本代表MF南野拓実は、加入以降、厚い選手層に阻まれる形でスタメンの座を掴めていない。戦力面でクラブに十分な貢献ができるのか、疑問視する声があるなかで、クラブのレジェンドでもある元アイルランド代表DFマーク・ローレンソン氏は、日本人MFの能力の高さについて言及した。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
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今シーズン、リバプールで公式戦10試合に出場して4得点を挙げている南野だが、世界中のトッププレーヤーが集うチームのなかで、定位置を獲得するには至っていない。ローレンソン氏は、26歳のアタッカーの努力を称える一方で、リバプールで出場時間を得ることは簡単ではないと指摘した。
「あれだけ走ることができる選手を、他に知らない。彼はどこにでも走っていくんだ。彼と一緒にいると、少しペースを落として、草を噛んで、周りで何が起こっているのか見てみようかと思うことがある」と、独特の表現で南野のハードワーカーぶりを評価し、「彼はトッププレーヤーになる素質がある。ただ、それがここで実現するかは、確信が持てない」と、続けた。
リバプールは南野を獲得する際、オーストリアのザルツブルクへ725万ポンド(約11億円)の契約解除金を支払っている。ローレンソン氏は、南野がクラブに残っても、出場機会を求めて退団することになっても、クラブにとってマイナスにはならないと感じているようで、「本当に最悪な状況になって、彼がここに居場所がないと判断されても、私たちは彼で大金を得られるだろう」との見解も示した。
ここまでユルゲン・クロップ監督のもとで41試合に出場して8得点2アシストを記録している南野。リバプールで、自身の価値を示せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)