勇退の村上審判員、レフェリー人生を回想 「挽回できなかった」と悔やんだ試合とは?

今シーズン限りでトップリーグ担当審判員から勇退する村上伸次氏【写真:Getty Images】
今シーズン限りでトップリーグ担当審判員から勇退する村上伸次氏【写真:Getty Images】

トップリーグ担当審判員から勇退する村上審判員がオンライン会見に出席

 今シーズン限りでトップリーグ担当審判員から勇退する村上伸次氏がオンライン会見に出席。村上氏は12月4日、J1リーグ最終節の名古屋グランパス対浦和レッズの主審を担当し審判として有終の美を飾っていたなか、これまでの審判人生を振り返った。

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 村上氏は、2002年1級登録され、翌年にJリーグを担当。これまでJ1通算307試合、J2通算195試合、J3通算3試合で主審を担当してきた。

 これまでに後悔しているシーンについて、「ほとんどの試合が(後悔が)あります」と前置きしたうえで、「なかでも、僕の転機となったのはJ1デビュー戦。その試合で間違った判定をしたことによって、勝敗を決してしまったと。それはもう、本当に悔いが残るというか、挽回もできなかったんですけど。そういう風なミスを起こさないようにということで、審判活動を続けていました」と明かした。

 また、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入など、変化の絶えない審判業を全うしてきたなかで、村上氏は自身を「アナログな人間なんです」と表現する。

「僕は52歳なので、結構アナログな人間なんです。デジタルはちょっと最初は苦手だったんですけど。レフェリーの世界もテクノロジーが入ってくるということで、もし分からないことがあれば若いレフェリーとかに必ず聞くようにして。例えばVARのことも、他のテクノロジーの話とか。海外の試合で、海外に行くレフェリーの話を常に拾って、ここまで進んできました」

 積極的な行動で、苦手分野を克服し、アドバンテージに変えてきたからこそ、ここまで長い期間プロフェッショナルレフェリー(PR)として活躍できたのだろう。いつもそうした“ポジティブ”な考えを意識して行ってきたという村上氏は、審判の将来像についても言及している。

「サッカーの楽しさとか、審判の楽しさというのを少しずつでも伝えていければ、よりレフェリーを目指す(人)、目指さなくても、レフェリーに感銘を受けて頂けるとか……そういう風になれば良いのかなと思っています」

 今シーズン限りで“レフェリー”としての活動にはピリオドを打つ村上氏だが、サッカーへの情熱は今なお持ち続けている。今後も新たなステージで、さらなる活躍を期待したい。

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