南野は「大いに助けてくれた」 サウサンプトン時代を監督回想「完璧にフィットした」
ハーゼンヒュットル監督、リバプール南野の最適ポジションに言及
日本代表MF南野拓実の所属するリバプールは、11月27日のプレミアリーグ第13節でサウサンプトンと対戦する。2020-21シーズンの後半戦、サウサンプトンにレンタル移籍していた南野にとっては古巣対決となるが、当時もセインツの指揮を執っていたラルフ・ハーゼンヒュットル監督は、南野との思い出を語っている。英地元紙「リバプール・エコー」が報じている。
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昨シーズン、リバプールで出場機会が限られていた南野は、冬の移籍市場でサウサンプトンへレンタル移籍し、リーグ戦10試合に出場して、2ゴールを記録。センターフォワードやウィングで起用された。
リバプール戦を控え、ハーゼンヒュットル監督は「南野は私たちのチームに、完璧にフィットしていた。間違いないね。いくつかの良い試合があり、良いゴールを決めてくれた。彼は10番のポジションで、大いに助けてくれた」と語り、今も日本代表の10番の動向を追っていると続けた。
「今、彼はリバプールに戻り、プレーする機会を得つつある。ユルゲン(・クロップ監督)からチャンスをもらい、それを生かそうとしている。強烈なストライカーが前線にそろうチームで、これは大いなるチャレンジだ」と語り、「もし、ロベルト・フィルミーノ、ディオゴ・ジョタがいなければ、10番のポジション、あそこがタキにとって最適なポジションだね」と、南野を起用するべきポジションを提言した。
さらに「あれだけの選手たちを差し置いてプレーすることは簡単ではないよ。あれはチャンピオンズリーグを優勝したチームだからね!」と、リバプールで出場機会を得ることが、いかに大変かを強調した。
それでも、南野は直近のリーグ戦に3試合連続で途中出場し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のポルト戦(2-0)では、90分間フル出場を果たした。徐々にリバプールでのキャリアを形成し始めている南野について「私は、彼と仕事ができて、とても嬉しかった。彼はファンタスティックな性格で、とても楽しんだよ。彼がプレーしている姿を見るのは、いつも喜びだ」と、締めくくっている。
1月には、アフリカネーションズカップへ出場予定のエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネの長期離脱が濃厚のリバプール。南野にとっては、与えられたチャンスで結果を残したいところだが、ハーゼンヒュットハルト監督に成長した姿を見せ、恩返しすることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)