本田へのやまない賛辞 近年のミランで“トップ3”に入る得点力に「この日本人はミランで一番活躍している」

本田は「足にエンジンがかかった」

 

 記事ではそう称賛。また、今季開幕前までは背番号10に対して厳しい批判を展開してきた同紙だが、本田を取り巻く環境は批判の言葉ばかりではなかったとしている。ガリアーニCEOは「我慢が必要だ」と数か月言い続け、当時のクラレンス・セードルフ監督は常に彼への賛辞を惜しまなかったという。そして、インザーギの審美眼は彼ら以上に本田の才能を見初めていたと伝えている。

「本田はとても過小評価されている。なぜなのか分からない。素晴らしいプロ意識の高い選手。高い技術を持った価値のある選手。チームに重要な助けとなる選手だ」

 同紙は今シーズン前にインザーギ監督が発したその言葉について「散々な結果に終わったプレシーズンの後で、みんなのモチベーションを上げるための砂糖(甘い言葉)に見えたが、そうではなかった。もっと的を射たものだった」とし、指揮官の慧眼と2シーズン目にして本領を発揮した本田を称えている。

 本田について「足にエンジンがかかった」とも表現している同紙は、語学力の向上が今季の活躍につながっていると改めて指摘。本田は、ミランの10番として辛口なイタリアメディアからも、その能力を認められようとしている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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