日本人がスペインで戦う難しさとは? 岡崎慎司×柴崎岳が番組対談「普通じゃダメ」「信頼はない」
柴崎が「尊敬する先輩の1人」である岡崎との対談がテレビ番組内で実現
カルタヘナのFW岡崎慎司とレガネスのMF柴崎岳は、同じスペイン2部リーグで戦い、日本代表でも2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)をはじめ数々の試合で共闘した。柴崎が「選手としても、人としても尊敬している先輩の1人」と話す岡崎との対談が、スペイン2部リーグの戦いを放送するWOWOWで実現。スペインの地で戦うことの難しさなどを語っている。
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岡崎は11年1月にドイツへ渡り、1部のシュツットガルトとマインツでプレー。その後、イングランド1部レスター・シティーへ移籍すると、1年目の15-16シーズンには主力として“奇跡の優勝”に貢献した。19-20シーズンから憧れだったスペインの地に活躍の場を移し、ウエスカで2部リーグ37試合に出場して12ゴールをマーク。昨季は昇格した1部でもゴールを挙げ、欧州5大リーグのうち、ドイツ、イングランド、スペインで得点という偉業を成し遂げた。
対する柴崎は、17年1月に鹿島アントラーズからスペイン2部のテネリフェへ。翌シーズンにはヘタフェで1部リーグを2年間戦い、デポルティボ・ラ・コルーニャを経て、今季はレガネス所属2年目を迎えている。
現地時間11月2日の2部第14節でレガネスとカルタヘナの直接対決(1-1)があった2人は、スペインをテーマに対談。「スペインで戦うことの難しさ」について、岡崎が「普通じゃダメ。特に個人の部分で違いを出さなきゃいけない。なんとか頑張るじゃなんともならないというのが日本人としてラ・リーガに行くということ」と話せば、柴崎も「(スペインの人は)僕のことなんて誰も知らない。日本人に対して信頼はない。そのなかで『意外とやるじゃん』とか、『そんなこともしてくれるんだ』と違いを見せていける選手にならないといけない」と語った。
また、「スペインで続ける理由」に関しても、それぞれ熱い思いを明かしている。
「言い訳もできずに悶々とする時間がある。(誰にも頼れないので)結局自分でゴールをこじ開けないといけない。それが自分の中ではチャレンジ。さらに行けるというモチベーションが消えない限りはやりがいがある。だからスペインにいる」(岡崎)
「(スペインは)自分が成長できる場所。もっと成し遂げられることがある。まだこの地を離れるべきではない。スペインでのし上がっていくという気持ちがあります」(柴崎)
両者の対決は来年5月7日の第39節にも予定されており、勝敗の行方にも注目が集まる。
■ラ・リーガ2部はWOWOWオンデマンドで視聴可能。
https://wod.wowow.co.jp/feature/2511
(FOOTBALL ZONE編集部)