ケチャップ、ピザ、マッシュルーム… 世界の監督たちが“禁じた食べ物”に英紙が注目

名将ベンゲルはチョコレート菓子を禁じ、選手から「返せ!」と合唱が起こることも

 アーセナルを率いていたアーセン・ベンゲル元監督は、チームバスで配られていたチョコレート菓子を禁じたという。就任直後にアーセナルの選手たちの食生活を改善したことで知られているが、当時はチームバスに乗った選手たちから「チョコレート菓子を返せ!」という合唱が起こるような状態だったようだ。

 サンダーランドの監督を務めたイタリア人のパオロ・ディ・カーニオ監督は、ロッカールームでの携帯電話の使用や試合前に歌を歌うことを禁じた。食べ物では、コーラにアイスを乗せるフロートを許さなかったという。「肝臓や胃に、科学的問題を引き起こす可能性がある。コーラとアイスを一緒に食べると、消化不良を起こす可能性があるんだ。試合前夜にコーラとアイスを同時に食べて、本来のプレーができなかった選手がいる」と、主張していた。

 2006年にスナック菓子を禁じたのは、フランス人のポール・ル・グエン監督だ。スコットランドのレンジャーズを率いることになった彼は、数々のルールを作り、そのなかにスナック菓子を禁じるものがあった。しかし、主力であるクラブ生え抜きのMFバリー・ファーガソンとの確執もあり、わずか数か月でクラブを離れることになった。

 2008年から13年までアイルランド代表監督を率いたイタリア人のジョバンニ・トラパットーニ監督は、意外なものを禁じた。低カロリーで栄養豊富、素揚げでも美味しいマッシュルームだが、トラパットーニ監督は試合当日の摂取を禁じたという。

 トラパットーニ監督は、「選手たちが親善試合の前にマッシュルームを食べているのを見て、私は数秒間、言葉を失い立ちすくんだよ。私は彼らに対して、『試合の日にマッシュルームは禁止だ。朝食でも、夕食でも、だ』と伝えた」と言い、その理由については、彼らが次の日に腹を壊す可能性があると話していた。

 しかし、その後、元アイルランド代表FWロビー・キーンは、マッシュルームでお腹を下したことがあるかと問われた際に、「マジックマッシュルームを食べたら、そうなるかもね」と語っている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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