宿敵バイエルンへの“裏切りの移籍”を選んだフンメルス マンUはCL出場権なく「排除した」

地元紙に今夏の去就決断の舞台裏を激白

 ドルトムントからバイエルン・ミュンヘンに移籍したドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、マンチェスター・ユナイテッドからのオファーを「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権の喪失」を理由に固辞していたことが分かった。「南ドイツ新聞」が報じている。

 フンメルスは今季のブンデスリーガで、ある意味主役となった。タイトル争いの大詰めで、2位ドルトムントの主将がバイエルン移籍を希望していると報じられ、チームに激震が走った。ドルトムントの首脳がこれを認め、バイエルンも交渉の事実を認める異様な事態となり、DFBポカール決勝の前に主将の宿敵への移籍が合意に達したことが発表された。

 サポーターが怒り狂った“裏切りの移籍”だが、フンメルスには他の選択肢もあったという。

「基本的には、自分自身がプレーすることをイメージできるリーグはイングランド、スペイン、ドイツだった。この段階では“全体的なパッケージ”で僕にフィットするイングランドのクラブは存在しなかった。“全体的なパッケージ”の意味とは、僕が魅力的に思うクラブで、移籍したいと考えているクラブ。チームのメンバー構成も正しくて、来季CLを戦うこと。最後の部分で1つのクラブを排除してしまった。どのクラブかは、想像がつくと思うけれどね」

 

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