日本代表、ベトナム戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 “期待外れ”の2人は?

(左から)冨安、大迫、伊東、遠藤、南野【写真:高橋学】
(左から)冨安、大迫、伊東、遠藤、南野【写真:高橋学】

ベトナムに1-0勝利 出場メンバー16選手を5段階査定

 日本代表は11月11日、アウェーでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節ベトナム戦に臨み、1-0で勝利した。

 欧州組の11選手が移動中に足止めを食らうアクシデントもあり、全体練習が前日の1時間しかできなかった日本。それでも森保一監督は、前節のオーストラリア戦(2-1)から右サイドバックをDF酒井宏樹(浦和レッズ)からDF山根視来(川崎フロンターレ)に変更する最小限の選手交代で試合に臨んだ。

 今予選、ここまで4戦全敗で最下位に沈むベトナムを相手に日本は終始、優勢に試合を進めたが、ゴールは前半17分にFW伊東純也(ヘンク)が挙げた1点のみ。それでも、ベトナムにチャンスらしいチャンスを作らせない、危なげない試合運びを見せて1-0の勝利を収めた。

 最終予選の折り返し地点となる5節を終えて3勝2敗と、通算成績で勝ち越すことができた日本。この一戦で、各選手はどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★☆☆
 90分を通してエリア内からシュートを打たせなかった試合のなかで、活躍が求められる場面はほとんどなかった。ミドルシュートや最終ラインの裏に蹴られるボール、クロスに集中力を切らさずにしっかり対応。

(出場なし)
川島永嗣(ストラスブール)
谷 晃生(湘南ベルマーレ)

<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ)=★★★☆☆
 ベンチ外となったDF酒井宏樹に代わり先発に抜擢されて最終予選初出場を果たす。序盤はボールが足につかない場面が散見したが、時間とともに適応して、伊東のポジションに応じた攻撃参加から対面するDFを苦しめた。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★☆☆
 ヨーロッパからの合流が遅れるトラブルに見舞われた一人。何度か裏を取られそうになる場面もあったが、周囲と連動して堅守を築いた。ボールを保持できる展開のなかで、冨安とともに安定したボールさばきを見せた。

■冨安健洋(アーセナル)=★★★★☆
 所属クラブで右サイドバックを務めていることを感じさせない安定したプレーぶり。ベトナムが前からボールを奪いにこようとしたところで、正確な縦パスを入れてプレス回避を可能にした。

■長友佑都(FC東京)=★★★☆☆(→後半18分OUT)
 左サイドで高い位置を取ることによって、守田がフリーでボールを扱えるスペースを作る。ベトナムにサイドから崩される場面もなく、ベンチに退くまで無難なプレーを見せた。

■中山雄太(ズウォレ)=★★★☆☆(←後半18分IN)
 最初は味方との距離感が良くなかったが、時間の経過とともに左サイドで同時出場した浅野との呼吸が合った。守備でも安定したプレーを見せ、快速のアタッカーを生かすフィードも終盤は利いていた。

(出場なし)
室屋 成(ハノーファー)
板倉 滉(シャルケ)

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