日本代表、ベトナム戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 “期待外れ”の2人は?

殊勲の決勝ゴールを決めた伊東は「圧倒的な活躍ぶり」

<MF>
■遠藤 航(シュツットガルト)=★★★★☆
 守田と田中が左右に広く動くなか、中央のスペースを広くカバーして全体のバランスを維持。最終ラインが跳ね返したボールやルーズボールも落ち着いて回収した。

■田中 碧(デュッセルドルフ)=★★★☆☆(→後半30分OUT)
 前半6分に右サイドから南野のシュートチャンスを作り、チームを勢いづけた。球際での強さを見せ、ピンチの芽を未然につぶすボール奪取でも貢献。ほとんどチャンスにつながらなかったセットプレーが課題か。

■柴崎 岳(レガネス)=★★★☆☆(←後半30分IN)
 途中出場して、積極的に2点目を狙う姿勢を見せた。後半36分、同40分にはミドルシュートを枠に飛ばして、相手GKを慌てさせる。代表に長くいる利点を生かして、セットプレーも味方に合わせていた。

■南野拓実(リバプール)=★★★☆☆(→後半18分OUT)
 劣悪なピッチ状態もあり、前半6分にMF田中碧のパスから決定機を迎えたが、シュートを枠に飛ばせず。その反省を踏まえたかのように先制点の場面では、伊東に対して丁寧なクロスを送り、この試合唯一のゴールをアシスト。

■浅野拓磨(ボーフム)=★★★☆☆(←後半18分IN)
 投入された直後は、より多くのボールに絡もうとしすぎたのか、低い位置を取ってノッキングを起こしたが、徐々に周囲との距離感が良くなる。効果的な走りで、反撃に出ようとするベトナムを牽制する役割を果たした。

■伊東純也(ヘンク)=★★★★★
 カウンターからスピードを生かして先制ゴールを記録。幻となったが、前半41分にはロングカウンターで追加点を叩き込む。ボールを失った際の切り替えも早く、プレスバックによってベトナムのカウンターを封じるなど、圧倒的な活躍ぶり。

■守田英正(サンタ・クララ)=★★★☆☆(→後半43分OUT)
 長友が高い位置を取って、相手を引き付けたスペースを利用してゲームメイク。球際に強く来る相手選手にも向かっていった。前半30分の場面のように、相手がバイタルエリアに空けたスペースを利用して、よりシュートを多く打てればなお良かった。

■原口元気(ウニオン・ベルリン)=採点なし(←後半43分IN)
 所属クラブでも務めるインサイドハーフで起用される。短い時間でも球際でしっかり戦い、ボールを奪ってからスムーズに攻撃へ移行するなど、日本の選手層の厚さを感じさせるプレーを見せた。

(出場なし)
鎌田大地(フランクフルト)
堂安 律(PSV)
三笘 薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)

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