後半アディショナルタイム、オビレイェに後頭部を叩かれてPKを獲得も…

　スコットランド1部セルティックは、現地時間10月30日に行われたリーグ第12節リビングストン戦で0-0のスコアレスドローに終わった。約3か月ぶりのベンチスタートとなった日本代表FW古橋亨梧は、途中出場からPKを獲得する働きを見せたが、ファウルを誘発したプレーについてファンから非難の声も上がっているという。スコットランド紙「デイリー・レコルド」が伝えた。

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　今夏に加入後、リーグ戦8試合で5ゴールと存在感を発揮してきた古橋は、新天地デビュー戦となった7月31日の開幕節ハーツ戦（1-2）以来となるベンチスタート。試合はスコアレスのまま進み、後半13分から古橋はピッチに立った。

　古橋は前線で精力的に動きながらチャンスを作ろうとするも、ゴールは生まれず。後半アディショナルタイム、敵陣ペナルティーエリア内のボールとは関係ないところで相手DFアヨ・オビレイェから後頭部を叩かれ、そのまま倒れ込んだ。主審はオビレイェにレッドカードを提示し、セルティックにPKを与えた。

　センターフォワード（CF）で先発出場したギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスがキッカーを務めたが、相手GKの好セーブに遭ってチャンス逸。試合はスコアレスのままタイムアップを迎えた。

　スコットランド紙「デイリー・レコルド」は、「キョウゴ・フルハシとセルティックはアマチュア的演劇を恥じるべきだ」と、怒り顔の絵文字とともに糾弾する記事を掲載している。

　当該シーン、ハイライト映像ではオビレイェが古橋の後頭部を叩く直前に、ゴール前の混戦が解けたところで古橋がオビレイェの胸を突き飛ばすような行動をしている。これにヒートアップしたオビレイェが左手で古橋に報復をする形となったのだ。

　記事では、「フルハシに、ペナルティードラマに関して非難が出ている」としてファンの声を紹介した。

「キョウゴのアマチュア演劇はばかげていた。オビレイェは愚かな報復をしてしまった」
「彼は明らかに相手を退場させるつもりだった」

　結果的にギアクマキスがPKを決められなかったことで、一層一連のプレーに注目が集まる形となった。