新戦力6人を抜擢したドルトムント来季布陣を独メディアが予想 そこに香川の名は…

今季飛躍を遂げたプリシッチの例も

 中盤はドイツ代表MFユリアン・バイグルと元U-21ドイツ代表MFセバスティアン・ローデ(←バイエルン)のダブルボランチに、トップ下にU-19スペイン代表MFミケル・メリーノ(←オサスナ)というトライアングルの構成。3トップには右からU-21フランス代表FWウスマン・デンベレ(←スタッド・レンヌ)、ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン、トルコ代表MFエムレ・モル(←ノアシェラン)となった。

 あくまで新戦力の6人を全て起用した場合のフレッシュな布陣を予想しているが、香川をはじめ、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOが来季の残留を宣言したアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、今季出番の多かった元ドイツ代表MFゴンサロ・カストロ、そして内転筋と恥骨の負傷で8月半ばの復帰が予想されているドイツ代表MFマルコ・ロイスら主力選手の名前はなかった。

 トーマス・トゥヘル監督は就任1年目の今季から、17歳のアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチや同じく17歳のU-18ドイツ代表MFフェリックス・パスラックをトップデビューさせるなど、若手の起用には積極的だ。特にプリシッチは開幕前には無名の存在だったが、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで成長。すでにアメリカのA代表に定着し、母国で開催中のコパ・アメリカ・センテナリオにも出場している。

 攻撃的なポジションの補強はいずれも10代後半と、まだ経験の浅い選手ばかりとはいえ、香川もうかうかしていられない状況だろう。ユルゲン・クロップ前監督時代から主力を張ってきた選手が、少しずつチームから去っているドルトムント。トゥヘル監督2シーズン目となる来季は、よりトゥヘルカラーの強いチーム作りが進められていくのかもしれない。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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