ベルギー代表監督も守備的戦術を批判

　もっとも、レアルで6シーズン連続の公式戦50ゴールを記録した稀代のゴールマシンが、守備を固めたアイスランド相手にシュートを10本も放ちながら、沈黙に終わったことは事実。チャンスを活かせず勝ち点1に終わったポルトガルの悔しさは計り知れないが、歴史的な勝ち点1を喜ぶ対戦相手への嫌味を連発したロナウドのイメージダウンは必至だろう。

　イタリア代表に大会初戦で0-2と敗れたベルギー代表のマルク・ヴィルモッツ監督が、イタリアの守備的戦術に「彼らは本物のサッカーをしない」と負け惜しみをぶちまけて批判を浴びたが、ロナウドの発言も全く同じトーンだった。

　みなぎる闘争心と負けず嫌いな性格ゆえに、アイスランドを罵倒する格好になったロナウドは、今季レアルで公式戦51得点を決めている。次戦オーストリア戦以降の爆発で、残念な発言の挽回を果たせるだろうか。

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ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images