拝金主義のFIFA会長は「ふさわしくない」 副会長が痛烈批判…自己弁護連発の謝罪に「何の回答も得られなかった」

FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:ロイター】
FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長【写真:ロイター】

インファンティーノ会長がFIFA理事会で謝罪

 北中米共催ワールドカップ(W杯)から批判の強まっている国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、FIFA理事会で謝罪するも「トップにふさわしくない」との厳しい指摘を受けているという。英公共放送「BBC」が報じた。

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 インファンティーノ会長は、就任以来W杯の48チーム拡大、クラブW杯の32チーム制への拡大など、大会の拡大と商業的な利益を追求する姿勢が際立ってきた。しかし、北中米共催W杯をめぐりドナルド・トランプ米大統領との蜜月関係から、アメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止猶予など「忖度」が見られると批判を受け、さらに大会後にはFIFA主要大会の開催権利の一部を投資家に売却する計画(FFE構想)を打ち出して大きな批判を浴びた。

 この構想が明るみに出て撤回されてから初めての理事会が現地時間10月15日にスイスで開催されたが、3時間半に及んだ会議では、バログンの出場停止処分の執行猶予、FIFA平和賞、各国や地域協会への資金拠出についても、インファンティーノ会長に質問が向けられた。会議後のメディア対応を拒否したインファンティーノ会長は、その後にビデオメッセージでの回答を行ったという。

 その言葉は「まず、FFE構想に関する情報伝達と協議の過程で私たちが犯し、さまざまな結果を招いた過ちについて謝罪しました。ただし、忘れてはならないのは、これは提案であって、決して決定済みの案件ではなかったということです。既存の財源による支援を置き換えるのではなく、加盟協会への投資をさらに増やせるようにすることが、実際の狙いでした」と、謝罪の一方で自己弁護をセットにした。

 これを受けたFIFA副会長を兼ねるイングランド・サッカー協会(FA)のデビー・ヒューイット会長は会議後、自身が経験したなかで「最も厳しく、最も率直で、最も開かれた理事会」だったにもかかわらず、多くの疑問が未解決のままだと語ったという。

 そのうえで「残念だったことの一つは、私たちが具体的に求めていたこと、例えばFFEの資料を受け取ることについて、何の回答も得られなかったことです」として、「彼は、そうした質問に答えなければなりません。今それに答えないのであれば、FIFA会長にふさわしくない。それが会議の場で伝えられたことです」と、BBCに対して話したという。

 インファンティーノ会長は、来年3月の会長選での再任に意欲を見せている。ヒューイット会長は、欧州サッカー連盟(UEFA)と世界各地のインファンティーノ反対派が、11月18日の締め切りまでに候補者を擁立しなければならないことを認めているとした。果たして、サッカー史に残る拝金主義者とも名高いインファンティーノ会長に対しての有力な対抗馬が見つかるのか、批判が高まる中で次の展開が注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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