C・ロナウドがポルトガル代表引退を表明 23年間で通算234試合146ゴール「胸を張って去ります」

自身のSNSで発表した
サウジアラビアのアル・ナスルに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドは11月5日、自身の公式SNSを通じて、ポルトガル代表から引退することを表明した。
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2003年8月に始まった代表での歩みは23年間で幕を閉じる。常に限界を超えようと挑み続け、ポルトガル代表の背番号「7」を身にまとい、キャプテンとしてもチームを牽引してきた。通算234試合に出場し、146ゴール45アシストを記録。2016年にはEURO(欧州選手権)を制し、19年と25年にはUEFAネーションズリーグの優勝に貢献した。ワールドカップ(W杯)には2006年のドイツW杯から、北中米W杯まで6大会連続でピッチに立った。
約5分間の動画を通じて、ファンやチームメイト、スタッフ、家族へ深い感謝を伝えたロナウドは、「代表チームの背番号『7』のユニフォームを返す日が来ました」と話し、長年背負ってきた重責を未来の世代へ引き継ぐ決断を下した。
「未来へと引き継ぐ時が来ました。決して簡単な決断ではありませんでした。なぜなら、考えて下せる決断ばかりではないからです。心で下す決断もあるのです。2003年8月に始まり、私の人生を永遠に変えた旅が、いま終わりを迎えます」
アルゼンチンを背負ったFWリオネル・メッシに続く、代表からの引退表明。数多くの記録を残してきたレジェンドたちが、国際舞台を後にする。
クリスティアーノ・ロナウドのコメントは以下のとおり。
ポルトガルの皆さんへ。私たちの代表チームの背番号「7」のユニフォームを返す日がきた。このユニフォームが、自分ひとりだけのものであると思ったことは一度もありません。しかし23年もの間、これを身にまとい、守り、世界中のスタジアムへと連れていく特権と責任を私は授かっていました。
そして今日、それを未来へと引き継ぐ時が来ました。決して簡単な決断ではありませんでした。なぜなら、頭だけで下せる決断ばかりではないからです。心で下す決断もあるのです。2003年8月に始まり、私の人生を永遠に変えた旅が、いま終わりを迎えます。
代表チームで経験したすべてを振り返るとき、私の目に浮かぶのは試合やゴール、記録やトロフィーだけではありません。人々の姿です。90分間のあいだ、故郷を少しでも身近に感じてくれていた在外ポルトガル人の姿が見えます。直接会ったことはなくとも、私の人生の一部となってくれた何百万人ものポルトガルの人々が見えます。結局のところ、サッカーは単なる試合よりもはるかに大きなものだからです。サッカーとは「人」そのものなのです。
代表でのキャリアを通じて、私は常に自らの限界を超えようと挑み続けてきました。勝ちたかった。もっと優れた選手になりたかった。歴史を作りたかったのです。常に自分自身に最高を求め、常により多くを望み、私たちはもっと先へ行けると信じ続けてきました。そして、このユニフォームのために持てるすべてを捧げました。
完璧な午後や夜がありました。生涯忘れられない勝利がありました。今でも思い出すと痛むような敗北もありました。ミスもしました。苦しみました。ポルトガルの人々が心から望んでいたものを届けることができなかった瞬間もありました。それでも、私は決して諦めませんでした。そして何より、ポルトガルを代表して戦う誇りを失ったことは一度もありません。
年月を重ねる中で、私はいくつかのとてもシンプルなことを学びました。ゴールはいずれ過去のものとなり、トロフィーは博物館に収まり、記録はやがて破られます。しかし、時間すらも決して消し去ることのできないものがあります。それは、人々の心の中に刻まれる私たちの場所です。もし私が一度でも皆さんを幸せにできたなら、私のゴールが誰かを抱きしめさせたり、悩みを忘れさせたり、この国を誇りに思わせることができたなら、そのすべてに意味がありました。
ポルトガル人であるということは、そういうことでもあるからです。私たちは共に苦しみ、共に立ち上がり、再び信じるのです。ポルトガルには、夢を見ることを恐れない若者たち、決して諦めない選手たち、誰も到達したことのない場所へ行けると信じる新しい世代が常に必要です。なぜなら、新たなヒーローを生み出し続ける国とは、自分自身を信じることを決してやめない国だからです。
チームメイトのみんなへ、特別な言葉を贈りたい。すべてのランニングに、すべての抱擁に、すべての議論に感謝します。ピッチに立つ前の静寂のひとときにも。共に祝ったすべての勝利、そして私たちを強くしてくれたすべての敗北に感謝します。君たちのキャプテンを務められたことは特権でしたが、ひとりで歩むキャプテンなどいません。君たちはこれからもずっと、私の物語の一部です。
監督、コーチ、幹部、医師、理学療法士、用具係、スタッフ、そして長年にわたり私と共に働いてくれた数え切れないほどの人たちへ、心からありがとう。皆さんの多くは写真に写ることはありませんでした。しかし、あなたたちがいなければ、どんな写真も撮ることはできなかったでしょう。
家族へ……私と一緒にこの夢を分かち合ってくれてありがとう。留守にすること、犠牲、そして本来あなたたちと過ごすべき人生の時間が代表チームに奪われてしまった瞬間を受け入れ、理解してくれてありがとう。私がここまで来られたのは、いつも手を取り合って歩んできたからです。
そしてポルトガルの人々へ……世界中のどこにいるポルトガル人にも、最後に伝えたいことがあります。私が一生胸に抱き続ける光景があります。それは、国歌が鳴り響く瞬間のことです。見渡せば、チームメイトがいて、スタンドが見えます。子どもたち、母親、父親、祖父母の姿があります。ただそこにいるためだけに、遥か遠くから駆けつけてくれたポルトガルの人々が見えます。その数分間、私たちの違いはすべて消え去ります。所属クラブも、色も、階級も、職業も、意見の対立もそこにはありません。
そこにあるのは、たったひとつの情熱だけ。「ポルトガル」です。その感情こそが、私がこれからの生涯ずっと抱き続けるものです。今日、代表チームのピッチ上での私の歩みは終わりを迎えます。胸を張って去ります。歩んできた道のりを誇りに思い、ポルトガルのために持てるすべてを捧げ尽くしたという確信とともに。
しかし、私が皆さんの一員であることに変わりはありません。これからも皆さんと共に苦しみ、声を枯らして応援し、ポルトガルのあらゆる勝利を祝います。私は世界最高の選手になるために人生を捧げてきました。しかし今日、私の最大の勝利とは「世界最高の国を代表する名誉に預かることができたこと」なのだと気づきました。
この23年間に感謝します。私を信じてくれてありがとう。マデイラ島でボールを追いかけていた幼い少年の頃に始まった夢を、現実として生きさせてくれてありがとう。背番号「7」のユニフォームはここに残ります。それを着て戦った誇りは、永遠に私のものです。ポルトガルは、いつまでも私の中にあり続けます。永遠に、さようなら。クリスティアーノ・ロナウド





















