ムバッペ、ネイマールの「路上生活者」呼ばわりを是認 「引きずらない必要がある」

パリ・サンジェルマンのムバッペ(右)とネイマール【写真:AP】
パリ・サンジェルマンのムバッペ(右)とネイマール【写真:AP】

仏紙「レキップ」のインタビューで「そう言った」とネイマールへの発言を認める

 パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、現地時間9月25日に行われたリーグ・アン第8節モンペリエ戦(2-0)で、同僚のブラジル代表FWネイマールについて、「僕にパスを出さない」とチームメートに愚痴をこぼしていたことが海外メディアで大きく取り上げられた。その際、ネイマールにスラング的な言葉を発していたことを認めている。米スポーツ専門局「ESPN」が伝えた。

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 前半14分に先制ゴールを奪うも、その後はなかなか追加点が奪えなかったPSGは、後半43分にムバッペがFWマウロ・イカルディ、FWアンヘル・ディ・マリアがMFユリアン・ドラクスラーと交代。その直後に、ネイマールのアシストからドラクスラーが追加点を決めた。

 フランス地元メディア「RMCスポーツ」は、その得点の場面で、ベンチへ下がったムバッペは喜ぶ素振りを見せず、隣りに座っていたMFイドリッサ・ゲイェに対して、「彼は僕にパスを出さない」とネイマールに対する不満をこぼしていたと伝えた。

 当時、スペイン紙「AS」は、フランスのテレビ局「カナル・プリュス」の放送で、ムバッペがネイマールを「clochard」と呼んでいたことが収められていたとレポート。「clochard」はフランス語で路上生活者・乞食を意味し、ピエロ野郎、クソ野郎などほかの国では放送禁止用語にも該当するような強烈なフレーズだとして、波紋を呼んでいた。

 今回、フランス紙「レキップ」のインタビューに応じたムバッペは、ネイマールにその言葉を発したことを認めると同時に、確執に関しては否定している。

「ああ、そう言った。フットボールでは常に起こることだ。いつまでも引きずらない必要がある。だから、彼(ネイマール)にはそれについて話をした。僕たちは過去にたくさんの言葉のやり取りをしてきたし、これからもそうし続ける。なぜなら勝ちたいから。でも、そこにつらい思いがあってはいけない。彼をリスペクトしているから恨みはまったくない」

 PSGは9月29日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節マンチェスター・シティ戦(2-0)でネイマール、ムバッペ、メッシのトリオが先発して勝利するも、続く10月3日のリーグ・アン第9節スタッド・レンヌ戦(0-2)には敗れている。今後、3人の連携、そしてネイマールとムバッペのコンビにも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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