守護神ドンナルンマが好セーブ連発 CL“夢のデビュー”に「計り知れないほどの喜び」
マンC戦で待望のCLデビュー、7回のシュートセーブで無失点勝利に貢献
今夏にパリ・サンジェルマン(PSG)に新加入したイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマは、現地時間28日のマンチェスター・シティ戦(2-0)でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)デビューを飾ると、シュートセーブ7回を記録するなど圧倒的な存在感を示し、クリーンシートでの勝利に貢献した。22歳の守護神は「計り知れないほどの喜び」と自身のCLデビューを振り返った。
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ドンナルンマは昨季限りでACミランと契約満了を迎え、パリに新天地を求めた。コスタリカ代表GKケイラー・ナバスとの熾烈なポジション争いのなかで、シティとの大一番が今季3試合目の出番に。同時にこれがCLデビュー戦となったが、そこで圧巻のパフォーマンスを披露した。
ポルトガル代表DFジョアン・カンセロの強烈なミドルシュートを弾くのではなくキャッチし、ポルトガル代表DFルベン・ディアスの至近距離からのヘディングもしっかりと正面に入ってセーブするなど前半からピンチの場面で安定感あるプレーを見せると、後半もベルギー代表MFケビン・デ・ブライネの鋭いシュートを右足1本で防ぎ、アルジェリア代表MFリヤド・マフレズの直接FKにも難なく対応してみせた。
この試合でドンナルンマは7回のシュートセーブを記録。その存在感は先制ゴールのセネガル代表MFイドリッサ・ゲイェや、鮮やかなミドルシュートで移籍後初得点を決めたアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを上回っていたと言っても過言ではないだろう。
スタッツ解析を行う英サイト「Whoscored.com」の採点(10点満点)では、両チーム通じてトップの9.1点(2位はゲイェの8.2点)と、その活躍は際立っていた。
22歳の守護神は試合後、「スカイ・イタリア」で「このようなデビューを夢見ていて、それが実現していた」と“夢のデビュー戦”を振り返っている。
「本当に素晴らしい試合で、計り知れないほどの喜び。困難な時に近くで支えてくれたすべての人に感謝している。いつかこの時がくるのは分かっていたので、リラックスしていた。みんなと一緒に楽しむことができた」
ドンナルンマがミランを退団してPSGに加入したことに関して、SNS上などでは古巣ファンによる「お金のために出ていった」といった批判も噴出していたという。しかし、ドンナルンマは「僕はここにいて幸せだし、クラブは僕をサポートしてくれている」と現状に満足していることを強調し、「このような馬鹿げたことをSNSで読むと笑っちゃうよ」と批判の声を一蹴していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)