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「GKと1対1になる回数が凄い」 クロップ監督が認める南野の“特殊能力”に副官が言及
ラインダース氏はクロップ監督が南野を認めていることを明かす
リバプールの日本代表MF南野拓実は、怪我もあってここまで公式戦出場はない状況が続いているが、ユルゲン・クロップ監督は南野が持つ“ある能力”を絶賛している。クロップの右腕として知られるペップ・ラインダース氏が明かした。クラブ公式サイトが伝えている。
リバプールは現地時間21日にリーグカップ3回戦でノリッジ・シティと対戦する。その試合を前に、クロップの副官ラインダース氏は南野ついてこのように語った。
「タキは本当に良いプレシーズンを過ごした。サウサンプトンへ行ったあとで、これはとても重要なことだったと思います。彼はここへ戻り、トレーニングの面では完全なプレシーズンを過ごしました。インパクトを残し、我々も彼のことを熱心に考えていた。彼は代表で小さな問題を抱えてしまったが、すでに復帰した。早期の復帰だったので100%ではなかったが、今はもう大丈夫だ。彼がチームの一員となってハッピーだ」
ラインダース氏はプレシーズンでの南野のパフォーマンスを高く評価しており、怪我での離脱からも復帰できる状態に戻ってきていることを説明した。当然、タレントが揃う前線で厳しいポジション争いが待っているが、同氏はクロップ監督が南野が持つある能力を絶賛しているとも話している。
「ユルゲンは『タキがGKと1対1になる回数が凄い』と言った。私も『そうだね。GKと1対1になるのに超スピードは必要がないことを示している。彼はとても自然で、インテリジェントな動きをする』と言ったよ。それは私たちが必要としているもので、直近のゲームでも必要だった。彼は背後に回るタイミングに優れ、選手が近くにいる時のコンビネーションプレーも上手い」
クロップ監督、そしてラインダース氏ともに南野のゴールに迫る感覚や動きの鋭さに感銘を受けているようだ。単独突破ではなく、周りの選手との連携で相手の守備を崩すプレーの質の高さについても高評価だ。
かねてから「南野はプロ意識が際立っている」と日本代表MFに好意的なコメントをしてきたラインダース氏は、さらに「彼はもっと良くなるだろう。そこが彼の好きなところであり、彼を連れてきた理由だ。我々は最終的な結果ではなく、ポテンシャルを見ていたんだ」と今後のさらなる飛躍にも大きな期待を寄せた。
序盤戦は出番のなかった南野。UEFAチャンピオンズリーグや国内カップ戦が重なり、試合数も増えてくるなかでアピールすることはできるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)