ファン・ハール監督が一発退場のルーニーを擁護 「プロの世界では割り切ってファウルしなければいけない」

 

ルーニーはリーグ通算176点で歴代3位浮上も次節以降3試合出場停止が濃厚

 

 27日のウェストハム戦で2-1勝利を飾ったマンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督が退場処分となった主将のイングランド代表FWウェイン・ルーニーを擁護した。

 ルーニーは後半14分、カウンターの危機で相手MFスチュワート・ダウニングに対するファウルで退場処分に。主力のセンターバック3人が負傷と出場停止で欠く一戦で、数的不利となったが、ホームの大観衆の声援を背に何とかしのぎ切った。

 今季公式戦2勝目を挙げたファン・ハール監督は「あれはレッドカードだった。なぜ彼がファウルしたのかも想像できる」と試合後に語っている。ルーニーとしてはキャリア6度目、マンUに移籍後3度目となる退場処分だったという。

 ルーニーは前半5分に先制点を決めるなど、好調をアピールしていた。このゴールはリーグ通算176得点目で、元仏代表FWティエリ・アンリを抜き、リーグ歴代3位に浮上したばかりだった。

 英国営放送BBCによると、この退場処分でルーニーは10月5日のエバートン戦から3試合出場停止が濃厚だという。

「彼の不在は大きな痛手だ。彼はすごくいいプレーを見せていたし、私は彼に満足していた。ファウルに関してはもうちょっと優しくすべきだったかもしれない。だが、あれはプロフェッショナル・ファウルだ。こんな話は聞きたくないかもしれないが、プロの世界では割り切ってファウルしなければいけない」

 指揮官はそう話して、決定機を未然に防いだ代償としてピッチを去ることになった主将をかばっていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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