ユベントスFWの”転売先”にチェルシー浮上! レアルが26億円の売却益獲得を目論む

前線の刷新を狙うチェルシーのコンテ新監督が、モラタ獲得を熱望か

 プレミアリーグの覇権奪還を狙うチェルシーが、欧州王者レアル・マドリードからスペイン代表FWアルバロ・モラタを獲得する可能性が浮上している。英高級紙「ガーディアン」や英紙「デイリー・テレグラフ」など複数メディアが報じている。

 レアルで下部組織から育ったモラタは、2014年夏にイタリア王者ユベントスへ完全移籍したが、3年間は買い戻し可能というオプションが付いていた。レポートによれば、レアルは2年間セリエAで揉まれたストライカーを買い戻そうとしているものの、戦力としてではなく、高値で転売する算段だという。

 そして新天地候補として浮上しているのが、攻撃陣の補強を目論むチェルシーだ。レアルは2300万ポンド(約36億円)でユベントスから買い戻した23歳のスペイン代表FWを、4000万ポンド(約62億円)でロンドンの強豪に売却することになるという。

 来季からアントニオ・コンテ監督が新たに率いるチェルシーだが、前線の陣容は固まっていない。最大の得点源であるスペイン代表FWジエゴ・コスタは、対戦相手を執拗に挑発するピッチ上での振る舞いにたびたび批判が集まり、不適切行為で出場停止を受けるなど問題が多い。古巣アトレチコ・マドリードへの移籍話も取り沙汰される。さらに昨夏モナコから期限付き移籍で加入したコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ、1月にコリンチャンスから獲得した元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトの2人も、コンディションが整わずに活躍できなかった。

 14年夏にユベントスに加入したモラタと、同時期にユベントスを去ったコンテ監督はすれ違いとなったが、それ以前からコンテ監督はモラタを称賛し、獲得候補にその名前を挙げていたという。イタリアで叶わなかった出会いが、ロンドンの地で実現することになるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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