EURO初制覇を狙う英代表監督が“ペペ禁止令”! 主審を欺く演技は「我々の文化ではない」

CL決勝でのペペの行為に集まる批判

「ハリーは思い切り蹴られた後、まずはプレー続行を本能的に選んだ。ボールを前に運ぼうとした。とても称賛すべきプレーだと言う人もいるかもしれない。シニカルになって倒れるべきと言う人間もいる。だが、シニカルな部分を教えることは難しい。不運なことに、そこはとても教えることが難しい部分だ。教えられるとするなら、小さな頃に仕込まれるべきで、それは文化の一部分とも言える。何度も言っているが、それは我々の文化ではない」

 ホジソン監督は紳士の国の文化的側面を理由に、“ペペ・イズム”を徹底的に排除した。5月28日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝という大舞台で、二度も主審の目を欺こうと顔面を押さえて倒れ込む演技をしたレアル・マドリードのポルトガル代表DFペペは、多方面から大きな批判を浴びている。EUROでポルトガルと対戦するアイスランドのラーシュ・ラーゲルベック監督などは、ペペとFWクリスティアーノ・ロナウドを「ハリウッド俳優」と呼び、こき下ろした。

 “スリー・ライオンズ”の異名を持つイングランド代表は、崇高なフェアプレーを貫き、初優勝を果たすことができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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