EURO初制覇を狙う英代表監督が“ペペ禁止令”! 主審を欺く演技は「我々の文化ではない」

“紳士の国”は正々堂々と欧州の頂点を狙う

 イングランド代表のロイ・ホジソン監督が、初優勝を狙う欧州選手権(EURO)で選手に主審を欺くピッチ上での演技を禁止する“ペペ禁止令”を言い渡した。英国営放送「BBC」が報じている。

 イングランド代表は11日のEURO初戦ロシア戦への準備を進めているなかで、指揮官はフットボール界で”必要悪”と化しているシミュレーションについて質問されると、こう語った。

「私は選手にはいかにいい守備、いい攻撃をするかを指導したい。それこそ私が4年間続けてきたことで、これからもこうすべきだ」と、紳士の国イングランドは勝つために主審を欺くような演技を排除する方針を改めて明言した。

 2日に行われた親善試合ポルトガル戦では、前半35分にある事件が起きた。ポルトガル代表DFブルーノ・アウベス(フェネルバフチェ)が、トットナムFWハリー・ケインがヘディングでボールを前に出したところを、顔に飛び蹴りする格好となった。このシーンでアウベスは当然レッドカードを受けたが、プレミアリーグ得点王はこの直後に痛がらずに、プレーを続行しようとした。

 だが、トットナムの同僚でイングランド代表MFエリック・ダイアーは、狡猾さも必要だと主張。「あまり正直すぎると痛い目を見る」と語っていたが、ホジソン監督は真逆の立場を取った。

 

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