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移籍騒動は「過去のこと」 トッテナム監督、“復帰”のケイン称賛「我々を助けてくれる」
ヌーノ監督が2得点のケインに賛辞「今さら誰かに証明する必要はない」
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインが現地時間26日に行われたUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のプレーオフ第2戦パソス・デ・フェレイラ戦(3-0)で今季初ゴールを含む2得点をマークし、2戦合計スコア3-1での本戦出場に貢献した。今夏マンチェスター・シティへの移籍騒動に揺れながらも残留宣言したエースを、ヌーノ・エスピリト・サント監督が称賛している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
欧州選手権(EURO)ではイングランド代表の決勝進出に貢献するなど、世界トップクラスの活躍を続けているケイン。クラブレベルでのタイトル獲得を熱望していると伝えられ、今夏は去就問題が過熱していた。そのなかで前線の補強を目論むマンチェスター・シティが獲得に本腰を入れたが、トッテナムは放出を頑なに拒んだ。
ケインは今月初めに夏の休暇が明けてもしばらくチームに合流しなかったことから、移籍のための強硬手段だったのではと噂され、プレミアリーグの試合ではサポーターからブーイングも起こった。しかし、その後にケインはそうした噂を否定。その後に予定通りにチームへ合流し、現地時間25日にはツイッターを通じて「今夏トッテナムに残り、チームの成功のために100%集中していきます」と残留を宣言した。
そんなケインは、ECLプレーオフ第2戦のパソス・デ・フェレイラ戦にキャプテンとして先発出場。途中出場だった22日のプレミアリーグ第2節ウォルバーハンプトン戦(1-0)に続く今季2度目の出番となったゲームでは2得点を挙げ、3-0の勝利に貢献。敵地第1戦は0-1で敗れていたが、逆転での本戦出場を決めた。
トッテナムのヌーノ監督は「ハリーとは彼が戻ってきてから毎日会っていた。彼は今さら誰かに証明する必要はない。見ての通り、彼はコミットしている」とスタメン復帰で本来の輝きを放ったケインを称賛。移籍騒動については「すべて過去のこと」と水に流した。
「彼は我々を助けてくれる存在。彼はいいプレーして得点も決めた。動くも良く、ポゼッションの面でチームを助けていたし、ポゼッションしていない時でも良い状態でボールのリカバリーを助けていたよ」
トッテナムはケイン不在のまま迎えたプレミアリーグ開幕節で王者マンチェスター・シティに1-0で勝利するなど幸先の良いスタートを切っている。不動のエースFWケインの復帰は、これ以上ない最高の補強といえそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)