南米選手権開幕戦でいきなり悲劇 大会主役候補のハメスが米国戦で左肩脱臼の重傷の疑い

PK決めるも後半25分に苦悶の表情で交代

 レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが復権を期したコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権)開幕戦でいきなりケガを負った。現地時間3日に行われた開幕戦の米国戦でゴールを挙げながらも左肩を負傷。脱臼の疑いで途中交代を余儀なくされた。コロンビア紙「エル・ティエンポ」が伝えている。

 初の南米選手権開催から100周年を記念して開催されるコパ・アメリカ・センテナリオは、開幕戦で開催国のアメリカとコロンビアが激突した。前半8分にDFクリスティアン・サパタの右足ボレーで先制すると、同40分には左サイドからのクロスが相手DFの手に当たり、PKをゲット。これをハメスが冷静に決めて2-0とした。

 試合を優位に進めていたコロンビアにとってショッキングな出来事が起きたのは、2点リードのまま迎えた後半25分のことだった。ハメスは相手MFマイケル・ブラッドリーとの球際の競り合いの際に激しくピッチへと倒れこんだ際に左肩を強打。苦悶の表情を浮かべた。4分後にはMFギジェルモ・セリスと左肩を抑えながらの交代となったが、ベンチでは左肩を固定されるほど深刻な状況で、脱臼の疑いが浮上している緊急事態となった。

 このアクシデントに頭を抱えたのはホセ・ペケルマン代表監督だ。同紙によると「ハメスの状況が複雑でないことを願いたい」と試合後の会見で話したが、「翌日にならないと回復状況はわからない」と詳細な診断結果を待つしかないと語った。

 

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