トッテナムFWケイン、シティ戦での起用は? “去就絡み”の開幕戦に英メディア注目
移籍希望先とされるシティと開幕戦で激突、エースFWの起用有無に現地熱視線
今シーズンからトッテナムの指揮官に就任したヌーノ・エスピリト・サント監督は、いきなり難題を抱えている。クラブのエースであるイングランド代表FWハリー・ケインは、昨季プレミア王者であるマンチェスター・シティへの移籍を希望している。そのシティとの開幕戦に向けて、ケインをどう起用するかが大きな注目を集めている。英紙「ザ・サン」は、「先発が疑問視されるケインの心構えをチェック」と見出しを打ち、ヌーノ監督のコメントを紹介している。
2021-22シーズンの開幕戦で、最大の関心を集めているのが15日に行われるトッテナムとマンチェスター・シティの一戦だ。ビッグ6の直接対決ということだけではなく、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が獲得の意思を公言しているケインが出場するかも注目されている。
英国では開幕戦を前に、英紙「ガーディアン」が「マンチェスター・シティが1億2700万ポンド(約199億円)の移籍金を準備」と報じたが、トッテナムとしては開幕戦前にエースを譲渡するつもりはなく、交渉は開幕戦後に本格化するとされている。
試合に向けた選手選考について、ヌーノ監督は「すべての判断は、体調だけが基準ではない。考慮するべき様々な側面が、基準になっている。サッカー選手はプロではあるが、様々な状況に向き合っている。私たち全員に自分たちの生活があり、判断を下す時は、可能な限りの情報を集めて、チームにとって最善の決断となるようにするんだ」と語った。
そして、より具体的にケインについての質問が飛ぶと、「私たちは話し合いをした。プライベートなものだが、すべては順調だ」と語り、「彼はトッテナムの選手であり、ここにいる。明日のことだけを考えなければいけない。1日ごとに進んでいくんだ。私たちと仕事をしているすべての選手が、私たちの選手だ。私の仕事は、トッテナムの選手を最高の状態に準備することだ。誰1人として、トッテナムのためにプレーさせることは難しくない。ここは大きなクラブで、ファンタスティックなクラブだ。私たちはここにいることを誇りに思わなければいけない」と、ケインがトッテナムというビッグクラブの一員であることを強調した。
昨シーズンはトッテナムで35試合に出場し、23得点14アシストという結果を残したケイン。果たしてヌーノ監督は、開幕戦のピッチにケインを立たせることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)