南野拓実、全3得点関与で地元紙絶賛 「クロップを感銘させるパフォーマンス」
オサスナとのプレシーズンマッチで1得点1アシストと活躍
リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間9日に行われたプレシーズンマッチのオサスナ戦(3-1)で全得点に絡む活躍を見せ、定位置奪取に向けてアピールした。地元メディアはこのパフォーマンスに対してサポーターからのポジティブなリアクションがあったことを伝え、新シーズンの「秘密兵器」となる可能性を指摘している。
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南野はブラジル代表FWロベルト・フィルミーノ、U-16イングランド代表FWカイデ・ゴードンとの3トップで先発すると、前半14分に相手のオウンゴールを誘発。ペナルティーエリア内に侵入し、左足で放ったシュートはDFに当たってコースが変わり、GKの頭上を抜いてゴールに収まった。
前半21分には、南野のパスに抜け出した左サイドのDFコスタス・ツィミカスの折り返しからフィルミーノがワンタッチシュートで追加点をゲット。さらに同41分には南野がタッチライン際から左足で正確なクロスを供給し、これを再びフィルミーノが冷静に流し込んで3-0とした。
チームの全得点に絡む大活躍の南野は後半26分までプレー。リバプールは3-1で勝利収めた。南野にとっては、今週末のプレミアリーグ開幕に向けて絶好のアピールとなった。
そんな南野の活躍について、英地元紙「リバプール・エコー」は「レッズのボス(ユルゲン・クロップ)を感銘させるパフォーマンスを見せた」「ジョーダン・ヘンダーソンと交代するまでの70分間、アンフィールドの観衆の前で能力を最大限発揮した」と絶賛。南野は昨季リバプールで思うような出場機会を得られず、後半戦はサウサンプトンへ期限付き移籍したが、サポーターからも「今季の南野は完全に別の選手に見える」「今季はチャンスを与えられるべき」などと好意的な意見が挙がっているようだ。
今夏の移籍市場でリバプールが獲得した主な新戦力はU-21フランス代表DFイブラヒマ・コナテのみという状況で、同紙は「ユルゲン・クロップの秘密兵器になれるかもしれない」と南野の飛躍に期待を寄せた。プレミア移籍目3年目を迎える日本のエースは、今季こそリバプールのキーマンとなれるだろうか。