南野拓実、プレシーズン2戦連発で“偽9番”役を現地期待 「リバプールが欲していたもの」
プレシーズンのヘルタ・ベルリン戦、ボローニャ戦と2試合連続でゴール
リバプールの日本代表MF南野拓実は、プレシーズンマッチで2試合連続ゴールを挙げ、英メディアの評価が急上昇中だ。来たる2021-22シーズンはセンターフォワード(CF)の位置で重要な存在になるだろうという予想も出ている。
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昨季シーズン途中にサウサンプトンへ期限付き移籍となった南野は、レンタル期間満了に伴ってリバプールへ復帰。プレシーズンはチームの一員としてキャンプに参加している。サウサンプトンでは加入直後にゴールを記録するも徐々に失速し、現地メディアでは放出候補として取り沙汰されるなど去就が不透明な状況だったが、CF起用された現地時間7月29日のヘルタ・ベルリン戦、8月5日のボローニャ戦でともにゴールを決めて状況が変わりつつある。
リバプール専門サイト「ROUSING THE KOP」は、「我々は、彼がここ最近、印象的なパフォーマンスを見せ始めていることに言及しないわけにはいかない」と南野の好調ぶりにフォーカス。南野がブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの代役を担うことになるかもしれないとも、予想している。
「CFの位置に入って“偽9番”としてチームメートと上手く連携し、良い動きを見せた。また、堅実なプレッシングや守備での貢献という、リバプールが欲していたものも兼ね備えている。我々には、ミナミノが来季のリバプールである種の役割を担うことになるという予感がある。彼はピッチ中央での仕事を自分の得意分野であると感じているし、『上手くいくかもしれない』という期待を抱かせている。今年のプレシーズンでアレックス・オックスレイド=チェンバレンがどのように起用されているのかを見れば、ミナミノにはフィルミーノのバックアップの座を勝ち取るチャンスがあると想像することも可能だろう。ここ2試合の彼のパフォーマンスを見ると、少なくともその可能性はあると言わなければならない」
不本意なシーズンとなった昨季からの巻き返しを狙う南野としては、残りのテストマッチでも結果を残し、万全の状態で14日に行われるノリッジ・シティとのプレミアリーグ開幕戦に臨みたいところだろう。